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  • 鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア

    鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア
    ちなみに著者は1960年生まれです。 年齢が近い方必携の音楽ガイドです。 音楽に目覚めた中高生の頃、自分より音楽に詳しい友達に あれこれ音楽情報を教えてもらった経験があるでしょう。ミュージシャンがどんな影響を受けて この曲を書いたかなんていう話は 音楽の楽しみ方を格段に広げましたよね。この本はその友達になってくれるんです。昔聴いたミュージシャンの項目を読めば、「次にはこれを聞きなよ」と理由と共に教えてくれます。

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2008年10月

2008年10月26日 (日)

ひでたん

平塚の旧国道1号線沿いにある。平塚市平塚の住所が示す通り、昔は平塚の中心部は 現在のように駅付近ではなく、このあたりだったそうだ。
不便な場所でも 旨ければ繁盛するのが平塚のラーメン事情であるが この店も決して交通の便が良いところではない。平塚駅から歩けば20分はかかりそうだ。

店の入り口には大きな字の「塩専門店」の看板がある。
入り口左手の食券機で「塩そば いったんも麺」を購入した。

店内はカウンターと テーブルが一つ。
カウンターの椅子は丸太をスライスして足と背もたれをつけたもの。
店の外も中も木や竹を徹底的に使って統一感を出していた。

出来上がったラーメンからは 魚介のだしが香った。
単なる魚ではなく もっと昆布とか貝とか複雑に絡み合っている感じだ。
レンゲを利用して海苔が水没しないよう丼の端に押さえているのも気が利いている。

スープを一口飲んで ドッキリした。旨い。
鶏と魚介が優しく上品に交差し、深い味わいとコクが感じられる。
塩のラーメンの「上品なコク」にはなかなか出会えないものである。

麺は フェットチーネみたいな幅広の麺で、これまたこのスープによくマッチしている。
珍しい麺だが、滑らかな食感がすばらしい。

塩分の取り過ぎを避けるよう心がけてスープを全部飲みたい気持ちとしばらく葛藤していたが、ついに欲求に勝てず一口含んだら 冷めたスープがまた絶品に感じられ 一気に飲み干してしまった。

メニューには 辛酸っぱいものや 梅を使ったものなどもあった。
全メニューを試してみたい。

Hidetan
レンゲで海苔をクリップするテクニック



            
Hidetan_1




      
Hidetan_2
いったんも麺

       

平塚市平塚4-24-13

2.7

茅ケ崎の一中通りの東海岸北5丁目交差点から鉄砲道を西に約100m進んだ海側に イーストコート2102という商業ビルがある。
その2階に最近オープンした店である。

隣の「Cycle Boy」という オリジナル自転車を製作する店が鉄砲道から見えている。
2階の窓から自転車が見えるといえば 「ああ あそこか」と思い出す方も多いと思う。

白を基調とした きれいで明るい店内には ジャズが流れていた。
オーディオ機器は マランツのアンプでJBLのスピーカーを鳴らすというもので、音楽に対する かなりの思い入れが感じられる。

酒棚には 洋酒から焼酎まで多数の銘柄が並んでいた。
外の光が入らなくなる夜の部は 全く違う雰囲気になりそうだ。

席に着くと、冷水の大き目のボトルとグラスが出てきた。

おすすめは つけ麺だそうなので、つけ麺(醤油)を注文した。
ラーメンもつけ麺も 醤油と塩の味のセレクトができる。

メニューにはカレーや麦とろごはんのようなものも並び、ラーメン専門店ではないようだ。

麺は滑らかでプリッとした 中太縮れ麺で、かなり旨い。ボリュームもある。
確かにこの麺なら つけ麺で提供したくなるだろう。
つけダレは  魚出汁が前にでたもので少し酸味を利かせてあった。
麺がツルっとしているので 魚粉が絡みつくよう工夫したのでは。
最近流行の魚介豚骨とは異なる すっきりした味わいだ。
最後に ポットに生姜の香る割りスープを入れて出してくれた。

器の類は 皿から割りスープのポットまで美しい純白で統一されていた。
店内のインテリアも含め 清潔でおしゃれな感じは 女性にうけそうだ。

オープンしたてとはいえ 店主はどこかの店で修行経験があるのだろう。
熟練したラーメンの作り方だった。
まだオープンしたばかりなので これから非常に楽しみであるが、何しろ空中店舗の上に看板のような見た目に店の存在をアピールするものがない。
どうやって どんな固定客を作るのか、ラーメンの味以上に難しい味付けかもしれない。

2_1 冷水のボトル




          
2
この麺は魅力的



             
2_2
魚粉が浮くつけダレ



      
茅ケ崎市東海岸南2-10-2

2008年10月19日 (日)

うまみ屋

国道1号線の上り 平塚八幡を過ぎて馬入方面に向かってすぐのところ 日産の隣にある。
店の前に駐車スペースがある。

店内の張り紙に 店主おすすめと書いてあった「極上マー油らーめん」を注文した。

メニューを見ると 塩や味噌も選べる。
他には餃子とチャーシュー丼くらいで 普通のラーメン屋だ。
壁には焼酎のボトルの料金が張ってあったが どんな客層なのだろう。

出来上がったラーメンは醤油とんこつ風の薄茶色のスープを背脂が覆う。
薄くスライスしたバラチャーシューと玉子、ほうれん草、海苔のトッピングだ。
そして全体にマー油が浮いている。
このマー油、香りは良いのだが ツブツブがはっきり分かる荒挽き状態で、舌触りは好みが分かれそうだ。
麺はプリッとした太目の縮れ麺で 滑らかな食感がよい。
スープ自体はあまりアピールが感じられないが、逆に嫌味もなく 最後まで一気に食べてしまった。やはりマー油の食欲増幅効果は強烈だ。

隣の席の方が 「ラーメン」を食べていたので、横目で覗き込んでみたのだが、違いはマー油の有無だけのようだった。
だとすると マー油代が100円か。
いくら極上を謳っているとはいえ 納得できない気持を抑えられない。
そういえば チャーシューも あそこまで薄くする必要があるのだろうか。

ラーメンは1000円未満の食事なので、あれこれサービスを求めることはできない。
例えば よく見かける「ランチタイム半ライス無料」のようなものでも 店の頑張りが感じられて半ライスは食べなくても 価格の納得感が得られる。
いい店だなと思ってしまうこともある。
それが「ケチってないか?」と思われたら逆効果倍返しではないだろうか。

この場所は以前 相模家というラーメン店があった。
家族経営の店で 店主は肉屋出身と言っておられたが 確かにチャーシューが旨くて気に入っていたのだ。剣道の教師という別の顔を持つ店主の穏やかな人柄そのままの 「コクうまマイルドな」家系ラーメンだったが、いつの間にかなくなってしまった。
とても残念である。
確か茅ケ崎に住んでおられたはずだが また開業してほしい。

10年以上営業していた店の居抜である。
冷水機から飲み物の冷蔵庫まで同じ状態だった。
いやでも 前の店を思い出してしまうのだ。

Umamiya
極上マー油らーめん



      
Umamiya_1
つぶつぶのマー油




平塚市宮松町3-21

しんたけ

大和市上草柳、渋滞情報でおなじみの 東名高速 大和バス停の近くにある。
近くには引地川の水源の公園がある。
駅から離れているし、幹線道路沿いでもないロケーションであり「味で勝負」ということか。

「しんたけラーメン」を注文した。

カウンターの中は店主が一人だけだったが、作って洗って勘定してと とても忙しそうだったが、親切で朗らかな対応ぶりで好感をもった。

出来上がったラーメンは 醤油とんこつスープの表面を背脂がびっしり覆い、メンマ、チャーシュー、半玉子 海苔のトッピングだ。
白ネギ 青ネギが色合い美しく散らされていた。
なんとなくホープ軒みたいな味を想像しのだが、食べてみると すりおろして散りばめられた柚子でギトギトした感じが消されて非常に飲みやすいスープだ。なるほどその手があったかと納得した。
麺はツルツルシコシコのお手本みたいな縮れ麺で旨い。
玉子は色が変わるほどタレが染み込んでいたし、溶けそうなほど柔らかく仕上げたチャーシューなど 何から何まで仕事が行き届いている印象だ。

これで600円は安い。

Ca380573001
しんたけラーメン 600円



               
Sintaje_1
すりおろした柚子がきく



            
Sintaje_2
ツルツルシコシコの麺



      
大和市上草柳3-19-23

町田 大勝軒

世の「大勝軒」と名乗る店には実は色々なルーツがあるようで、わざわざ看板に「東池袋」と付けたりして 自らの学歴の正統性を主張するようなことが目立つが、本来 食べるほうからしてみれば 屋号などという 味以外の事柄はどうでもいいことである。
全国には 旨い「来来軒」と そうでもない「来来軒」がそれぞれ多数あるのだ。

しかし町田の大勝軒には ひっくり返るほど驚いた。
あの大勝軒で作った二郎が食べられるのだ。
例えて言えば 大相撲で蛍光色の締め込みの下に サポーターを履いた力士が登場した位のインパクトではないだろうか。

この町田大勝軒、町田の駅からは少し離れたところに位置する。
道を挟んだ向かいには町田家があり、その町田家の裏のコインパーキングを利用すれば駐車券を出してくれる。

店に入ってすぐ右手の食券機で「とんこつ野菜ラーメン 豚入り」を購入した。

奥へ深い構造の店内は 昼時のためか 満席だった。
ざっと見回した感じでは 普通の大勝軒メニューの注文が8割、とんこつは2割くらいの印象だった。

さて、出されたものは 二郎そのもの。
茶濁したスープの上には モヤシとキャベツの山が載り、みじん切りのニンニクが添えられている。
厚切りチャーシューが炙り焼きされているのがオリジナルだ。

食べてみると まさに二郎の味のスープに大勝軒の麺である。
炙りチャーシューは歯応えがあり とろけるような二郎の豚が好きだと違和感があるかもしれないが これはこれで旨い。
二郎ファンからみれば 明らかにニンニクの量が少ないので 食券を手渡すときにニンニクを多めにするよう申告するか、席に用意されたおろしニンニクを追加する必要があるかもしれない。
野菜増も50円で注文できる。

食べている間に麺がもっとぼそぼそしていた方がいいなどと いつの間にか本元のラーメン二郎と比較していた。つまりそれほどのレベルなのだ。

そして やっと気付いた。
ラーメン二郎と比較をするなんて ナンセンスなことなのだ。
作る方だって 二郎に挑戦なんてしていないはず。
きっと 二郎が好きだから作ってみたに違いない。

料理には 奔放さこそが最も求められるものだ。
ここから 次々と旨いメニューが飛び出す可能性を感じるべきである。
大勝軒の看板で このメニューを出した試みを支持したい。


Matida_dai
とんこつ野菜ラーメン 豚増し



            
Matida_dai_1
スープに浮いた脂



               
Matida_dai_3

麺は他のメニューと共有と思われる


         
Matida_dai_2
厚切りの炙りチャーシュー



                
Matida_dai_4
野菜増しにすると おなじみの かき氷ルックになる


         
町田市原町田4-15-13

2008年10月18日 (土)

天河水

またまた横浜市港南区の環状2号線沿いに非常に注目すべき店がオープンした。

環2の外回り 水田交差点近く、環2家と本牧家を底辺とした直角二等辺三角形の頂点に位置する。
駐車場は店を過ぎた直後を左に折れた場所に5台、店の横に2、3台駐車できそうだ。

最近 この付近はレベルの高いラーメン店が次々にオープンしている激戦区である。
ここに出店するという事自体 一線級の自信の表れと理解してよいはずだ。

この店は以前「吉吉」というラーメン店があったところだ。
当時「吉吉」は 前に路上駐車の車が連なり、店の前にできた行列はカップルだらけで、デート専用ラーメン店みたいな店だった。
その後は ラーメンチェーン店があった覚えがある。
店内に入ってみると「吉吉」と同じ厚板カウンターや 丸い椅子が並び ウッディーなムードは当時のままなので、居抜で譲渡されたのだろう。

既に毎日行列ができ、人気を集めつつあるようだ。
並んでいる人を見ると 年齢層が低い。
並んでいると 入り口の整理係のスタッフの案内に従い券売機で食券を購入し 再び列に戻るシステムのようだ。
まだオープンしてから日が浅いからか 整理係があまり要領がよくなかった。
雨が降っているのに 頑なに中に行列を入れず、外に並ばせるのは疑問だ。

実はこの店を気に入って オープン以来何回か訪れ 色々メニューを試してみた。
メニューは 「つけ麺」と「らーめん」のそれぞれのバリエーションだが 昼の部と夜の部では麺もスープも全く異なるものを出す。

昼の部は 濃厚魚介豚骨スープだ。
つけ麺のタレはドロドロの高粘度である。
汗まみれで ひたすらスープを濾しているスタッフがいるが この粘度はその作業の賜物だろう。
魚粉や動物のコラーゲンが 太麺に容赦なく絡み付いてくるのだ。
このドロドロ感がダメな向きは 初めから付いてくる割りスープで薄めるようになっている。
つけ麺ほど煮詰まった感じでないが らーめんにも初めから割りスープが付いて来る。
流行の濃厚魚介豚骨の一つの進化形といえる。

そして 私が特に注目しているのが夜の部の「らーめん」である。
仕上がりは まさに二郎テイストだ。
スープを複雑化させ コッテリ感を増し 麺の量を控えた二郎と表現したい。
麺はゴワゴワとした歯応えのあるもの。
上に載る野菜はモヤシとキャベツに 少量のニンジンとニラが色を添えて色彩的にも綺麗だ。
二郎の暴力的な量は無理な女性でも ここなら安心して食べられる。

もう一つの特徴として挙げておかねばならないのが麺量のセレクトが幅広くできる点だ。
ラーメンでは600g、つけ麺では700gまで選べる。
大学の体育会相撲部が来ても満足できるだろう。

味も量もバリエーションも 横浜でここまで 楽しませてくれる店は珍しいはずだ。
ベースには非常に高レベルのものが感じられるので、例えばメニューに工夫を加えれば もっと幅広い年齢層にも受けそうだ。
この激戦区で生き残こり、さらに高レベルの店をこの地域に吸着してほしいものである。

Tengasui つけ麺




             
Tengasui_1 つけ麺のタレ




            
Tengasui_2
器の縁に付いたら流れない程の粘度



                  
Tengasui_3




            
Tengasui_5
麺の量をセレクトできる  もちろん有料



               
Tengasui_6
夜の部の「らーめん」



            
Tengasui_8
これも高粘度のスープ



                
Tengasui_10
ごわごわした固麺





横浜市港南区下永谷3-28-13       

大黒庵

蕎麦屋がラーメンを作るとこうなるという店だ。

平塚駅北口に広がる商店街にある。
見かけは 普通のお蕎麦屋さん。
用意されているメニューも 全国どこの蕎麦屋に行って同様と思われる一般的なもの。
しかし 訪れる客のほとんどは ラーメンを注文するという珍しい店だ。

行列はあまり見かけないが いつも混んでいる。
とにかく常連客の多い店で、特有の流儀みたいものも存在する。
テーブル席のみのこの店では相席は当たり前。
入ったら 店員さんの指差す席に着く。
このとき麺の量、味の濃淡と麺の硬さを指定する符号みたいなことばで注文し、料金を払う。
つまり席に着いた時に 食べること以外の手順は終わるのである。

独特な注文方法はメニューに解説されているのだが、わざわざ「普通に注文していただいても結構です」との但し書きがあるのが面白い。
もちろん伝票を受け取って帰りに料金を払うという 常識的な様式も問題ない。

私の注文は「ラーメン パリ」と決まっている。
「パリ」とは 麺硬めの意である。
「パリ」だと 注文してから 前に置かれるまで早ければ3分以内に提供される。
職場がこの店から至近にあったので 席を立ってから10分超で食事を済ませ帰ってこられるので 昼食に おやつにと重宝したものなのだ。

このラーメンの魅力はなんといっても麺ではないだろうか。
この食感は他では出会えない。
絡み合った中細縮れ麺が スープを含んで箸が重い。
口に含むと 粉っぽいというか ボソボソした感じ。
歯に吸付くような噛み応えがあり、じんわり小麦の甘みが出てくるのだ。

普通のラーメン屋と違うのは「スープの地位」である。
色が濃いのは蕎麦出汁を使うからだろう。
味も濃くて塩辛く そばつゆを鶏スープで割ったみたいな感じだ。
蕎麦屋の発想にちがいない。麺にスープを合わせたのだ。
麺の味を際立たせる役目を負ったスープなのだ。

私は この場を借りて しばしば食べ物の「中毒性」というものに触れているつもりだが、この店ほど中毒になった常連客を抱え込んでいる店も珍しいと思う。
彼らは間違いなく 麺の中毒になっている。

かつて モモ肉だったチャーシューがパサパサしていて不満だったが、いつの間にかジューシーなバラの巻きチャーシューに変わっていた。
常連客と共に進化しているのだろう。

Ca380608




                     
Ca380609
この麺を試していただきたい



             

神奈川県平塚市紅谷町4-21

源平

平塚の根坂間というところにある。
平塚の駅からはかなり遠く 平塚と大磯の中間くらいで 近くを新幹線が通る。
店の近くには駐車場が用意されている。

店に入るとすぐに食券機がある。
「えび塩ワンタン麺」を購入。
店内は カウンターと沢山のテーブル席があり かなり広い。
スタッフも中に3人 外2人と多い。

前に置かれた丼からは海老が強く香った。
小さい茶色の海老が散らばっているが 海老油を使っているのだろうか。
海老が透けるワンタンが3つ乗っていた。
店内の張り紙によると 豚、鶏、魚介のトリプルスープだそうだが ややトロっと白濁したもので、実に複雑に旨味がミックスした魅力的なものだ。
麺はコシが弱く やや柔らか過ぎるように感じたが、一気に食べてしまった。

こんな交通の便が悪い場所に こんな店があるとは 平塚のラーメンのレベルの高さを物語る店である。

Genbee_3




             
Genbee_2




         
Genbee_1

ランチタイムサービスの半ライス       
      
平塚市根坂間214-4

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