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  • 鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア

    鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア
    ちなみに著者は1960年生まれです。 年齢が近い方必携の音楽ガイドです。 音楽に目覚めた中高生の頃、自分より音楽に詳しい友達に あれこれ音楽情報を教えてもらった経験があるでしょう。ミュージシャンがどんな影響を受けて この曲を書いたかなんていう話は 音楽の楽しみ方を格段に広げましたよね。この本はその友達になってくれるんです。昔聴いたミュージシャンの項目を読めば、「次にはこれを聞きなよ」と理由と共に教えてくれます。

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2011年7月

2011年7月27日 (水)

町田汁場 しおらーめん進化

旧町田街道、森野交差点から八王子方面に100m少々進んだ左手のビルの1階にある。
道路からは少し入った位置にあるので分りにくいが、ビルは八千代銀行の向かいなので目印になる。
店の奥に駐車場が2台用意されていた。

店内はカウンター席のみ。
基本メニューは塩ラーメンで、これに煮干や辛味を加えたバリエーションと、白醤油味もある。
更につけ麺が加わるが、店名が示すとおり塩ラーメンの店である。

主に鶏と魚から出汁を取ったと思われるスープ、やや細めのストレート麺、全てが調和している極めて完成度の高いものである。
「繊細かつ大胆」とか「コクもキレもある」といった表現が思いつくが、どれも的を得ている気がしない。
言葉では表現できないが、とにかく今迄出合った塩ラーメンの中では文句なしのナンバーワンである。
店内には食材に関する説明書きがあるので、店主が材料を厳選している事は分る。しかし、材料で味が決まるわけでもない。材料に厳選を重ねた結果、一杯850円のラーメンを出す店とはあらゆるアプローチが違うはずである。

この店、時々期間限定のメニューが入る。

1日だけの時もあり、狙っているのになかなか食べにいけないが、夏季メニューは期間が長い。
夏の間は「冷やしあえそば」が1日に20食程度限定でメニュー入りするが、毎年少しずつ趣向を変えて提供される。
今年は「能登のいかといわしの魚醤を使った冷やしあえそば」である
冷水で締めて水分を切った麺をタレで和えて味付けし、鶏肉とナス、小松菜、葱と茗荷、レッドオニオンがトッピングされ、丼の縁にはカットレモンが添えられる。レモンが添えられたのは初めてだと思う。
既に和えてあるので、そのままいただくと、硬く締められた平打ちの麺の食感と魚介の風味が絶妙で実に旨い。
トッピングされたナスや茗荷や葱そしてレモンまでが刻み方や量までも全て計算し尽されていた事に気付くのである。

何年か前の冷やしは、アゴ出汁をゼリーにしたものが載っていて、食べ進むうちに丼の底に出汁が溜まって味が濃くなってきた時に、ゼリーを一緒に食べれば塩加減が丁度よくなり、しかも風味が変化して最後まで楽しめる事に気付き大変に驚いた。
トッピングにズッキーニというのも初めての体験だった。

当代一の塩ラーメンの作り手が出す限定メニューが楽しみなのは、イチローのバックキャッチや長友のリフティングを見るのと同じで、一流のエキスのそのまた上澄みをいただくようなお得感があるからだと思う。

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町田市森野3-18-17 ウイング森野103

2011年7月26日 (火)

らーめん能登山 別館 塩

湘南新道の登り側、辻堂の辺りにある店で、店の前に広い駐車場がある。
建物にでかでかと書かれた「塩」の一文字が目印である。

店内入口付近の券売機で夏季限定の「夏のエビそば」を購入した。

能登山といえば以前は藤沢新町にあって、入口に鳥居があったり、玉子に注射器で出汁を注入して提供することが話題になったりした。
注射は今も健在のようだ。
長後に移転してしまったが、自然食指向のラーメンを追及したりして常に特色がある店である。
こちらには塩味をメインとした支店を出店したようだ。

製氷機から氷を出していたので、麺を締めるために氷を使ったのだろう。
スープに氷が浮いた冷やしラーメンが出てきた。

淡い色の透き通ったスープから太麺がニョキニョキと盛上がり、その上に大量の干した桜海老がかかった美しいものだった。
さらにレンゲに練りわさびを盛ったものが出され、「お好みで」とのこと。

冷たいスープは強烈にエビの出汁が効いているが、エグ味を消して旨みと香りを残したお見事なもの。

麺は見た目通りコシが強く、噛む度に口の中で暴れる。
食後には少々顎に疲労感が残る程であった。
麺の量が多めであり、普通盛りで充分だった。

店内の表示によれば8月からつけ麺専門店とするとのこと。
このメニューも7月一杯で終了となるだろうから、月内にもう一度訪問しなければいけなくなりそうだ。

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藤沢市辻堂元町4-5421-2

2011年7月25日 (月)

喝采

町田街道沿いにある店。真裏の駐車場に4台分を確保してあった。

店内はL字のカウンターとボックス席もあった。
入口を入って左手の券売機で「もりそば(中)」と「ミニ丼」を購入した。
(中)サイズは300gと400gから選べるが、400gを選択。

麺と具は太い竹を縦割りにしたデザインの容器にて出てきた。
この容器は珍しい。具は穂先メンマと半味玉だった。
穂先メンマは味付けも食感も丁寧な仕事ぶりが出ていて、好感が持てるものであった。

麺は褐色がかった中太のストレートで、ややザラっとした舌触り、いかにもつけダレが絡みそうな感じである。

つけダレは茶濁していて、かなりのとろみがある。このとろみの正体はとろろ昆布で、しかも相当量が入っている。なるほど、とろろ昆布で麺にまとわり付かせる手法か。
流行の豚骨魚介とは異なる味で、やや甘みが強い、出汁も味も濃厚なもの。
つけダレが超濃厚な上に麺との絡みは想像以上であるので、麺をすべてタレに入れず、半分くらいを浸して啜るという蕎麦のような食べ方をした。
これが意外なほどよかった。麺の風味とタレの味をしっかり楽しめるという、蕎麦と全く同じ食べ方が正解だった。

実は、つけ麺も高レベルだが、サイドメニューのミニ丼がすばらしい。

考え方によっては申し訳ない事であるが、この店に来る本当の目的はミニ丼と告白する。
このミニ丼、サイズは一般的な茶碗のご飯で、その上に賽の目状に切ったチャーシューと、ぶつ切りゆで卵を和えた塊が載っている。
全体にかかっているタレからだろうか、胡麻油のいい香りがしてとびきり旨い。
サイドのチャーシュー丼の類ではど真ん中のストレート。
これだけでも来た甲斐があるほどの秀逸な丼と言える。
いろいろチャーシュー丼の類はチャーシューの出来映えを押し出したり、ネギを使って工夫を凝らしたものにお目に掛ったが、卵好きにとってはこれ以上は未経験。あえてネーミングから「チャーシュー」を抜いた程卵が前にでた丼である。

激戦区の町田である。もう少し人気が出れば単価の低いミニ丼はメニューから消えてしまう可能性がある。
今のうちに堪能しておく方がよさそうだ。

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Dsc_0045 エースで4番の「ミニ丼」

町田市金森436-1

潮中華 KAZE

国道16号線の相模原駅入口交差点から県道503号を南方向へ進み家電のノジマの先約80mの左手にある店。県道の向かい側に4台分の駐車場が確保されていた。
店の裏手にも駐車スペースがあったはずである。

店の入口を入ると左側に製麺機がある。自家製麺の店である。

メニューは3種類

鶏郎
まぜ郎
つけ郎

それぞれ麺の量が3段階に分かれていた。
メニューから一目瞭然、二郎ライクな内容であろう。
さらに壁には野菜増しとか脂増しのトッピングの種類を表示している。

つけ郎の大盛と鶏増し(+50円)を注文した。

出来上がりに店主から「ニンニクは入れますか?」と聞かれた。
ついうっかり二郎語で「ニンニク」と答えそうになったが、「ニンニクと魚粉と唐辛子でお願いします」と日本語の返答が出来た。

麺は浅い皿、つけダレは丼で出て来る。
先ずは麺だけをいただく。
断面が楕円になる太い麺は、表面は滑らかでしっかり歯を押し返すコシがあるもので、噛むほどに甘みが感じられ大変旨い。
つけダレは、鶏の旨みが高密度に感じられる強い塩味で、脂の層が厚くコッテリとしたものである。
トッピングは大きく切った鶏のモモ肉、皮に焦げ目がついた香ばしくてジューシーかつ歯ごたえもある絶妙なもので、これを肴に呑みたいと妄想してしまった程の味わい。

麺とのマッチングが良いとかバランス云々というより、麺もタレも具も非常に旨いので、とにかく口に運ぶ行為に没頭してしまった。

ボイルしたキャベツともやしが大量に使われるという外見が二郎に似ているだけで、味は全く異なるものであった。
しかし、動物性の脂と角張ったタレで食べる人の脳のスイッチを入れ、麺の糖分を動力として、とにかくワシワシと食べさせるという特徴は二郎との共通点である。

大変満足した。

この店は以前「風と花」という店名だったが、店名を変えた。
この先も屋号の変更をする可能性があると思う。

よく飲食店を紹介する時に「○○にこだわった」という言い方をするが、「こだわり」とは本来その対象が取るに足らないものとか、とらわれてはいけないものというのが前提である。
つまり大切なものと認識している事に対して「こだわる」という表現は間違いのはず。

ここで正しい日本語の話がしたいのではない。
実は、店主には「こだわらない」というポリシーがあるのではと仮定したのだ。

この店はメニューを固定しない。
今回どんなに「つけ郎」を気に入っていても、次に来た時にも同じメニューがあるとは限らないのである。
どの店にもある「ラーメン」のような基本もない。
店主が日々試行錯誤を繰り返し、その時に自身が旨いと信じたものを提供すると決めているのではないか。
次から次と新しいものに取り組むのなら、時には今の味を否定する事も必要なのかもしれない。
守るという発想がなければ、よく耳にする「こだわり」のようなものは不用であり、それこそ「今」にこだわってはいけないのであろう。

それにしてもラーメン店で、味を変化させていながら人気を維持させる店は希少と思われるが、いつ見ても客が入っている店である。
皆、店主が次に何をやるのか楽しみにしているのだろう。

今のような塩を中心とした味付けが将来変わる可能性だってある。その時は店の名前も変わっているのではないか。
店主は店の名前にもこだわらないはずである。

今後もこのイノベーターの創る料理に期待したい。

ところで店内に「会話禁止」の表示があった。店のルールだそうだ。
この店には学割があるが、うるさくしたら割引しないとの表示もあった。
店主の応対からは温和な印象を受けるため、少し意外な気がしたが、「話なんてしていないで、とにかく食べてくれ」と解した。
しかし、食べている間は夢中になってしまうため、おしゃべりなんてする暇は無いと思う。

Dsc_0057   つけ郎 鶏増し

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神奈川県相模原市横山1-2-19

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