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  • 鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア

    鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア
    ちなみに著者は1960年生まれです。 年齢が近い方必携の音楽ガイドです。 音楽に目覚めた中高生の頃、自分より音楽に詳しい友達に あれこれ音楽情報を教えてもらった経験があるでしょう。ミュージシャンがどんな影響を受けて この曲を書いたかなんていう話は 音楽の楽しみ方を格段に広げましたよね。この本はその友達になってくれるんです。昔聴いたミュージシャンの項目を読めば、「次にはこれを聞きなよ」と理由と共に教えてくれます。

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2011年10月

2011年10月31日 (月)

Breeze (藤沢)

藤沢駅南口ファミリー通りの中程、小田急百貨店から100mほど南にある。
建物の2Fにあるので若干分り難いかもしれない。
店の正式名は「藤沢ダイニングバー Breeze」であり、その名の通り「夜の部」の店である。

近くで一通り出来上がってから、2軒目として訪問した。

店内はカウンターと、窓際に2人用で向かい合わせのテーブル席が3つ、小上がり的な6-7人用円卓スペースもあった。
カウンターの中にはご店主と思われる男性が一人だった。
ラーメン店とは異なり、照明が抑えられて落ち着いた雰囲気である。

仕上げ的に一杯やってから「らーめん」を食べたいと注文した。
頃合を見て出してくれたラーメンは比較的シンプルなルックスであった。
濃い色の醤油スープに、細めで若干ウェーブのある麺、トッピングは海苔とほうれん草、そして角煮であった。

飲み屋のラーメンという事で元々半信半疑というスタンスではあったが、スープを飲んでみると、意外なことに独創的で旨い。

まずは強く魚出汁が感じられた。
甘みはオニオンスープではないだろうか。
鶏ガラもある。
さらに表面に浮いている焦がしネギが加わる。
香り豊かなオリジナル葱スープである。

麺はコシが感じられ、最後はザクッと噛み切るようなもので、スープによくマッチしていると感じた。

角煮も味がよく染込んでいて旨い。ツマミにして飲みたい。

容器に入った柚子胡椒を使うと、さらに良くなった。

ラーメン専門店にはない独創的な味で、とても気に入った。
アイデアを重ねて人を喜ばせたいという心意気が感じられるラーメンであった。
ランチ営業でラーメンを出しているようなので、昼の部で違うメニューも試してみたい。

Dsc_0603 店は2Fにある

Photo らーめん

Dsc_0600 角煮

藤沢市鵠沼石上1-8-15

麺屋 らう (辻堂元町)

超コッテリ、背脂がびっしり浮いたラーメンが食べたくなる時がある。そんなときに自然と足が向く店である。

前回も書いたが、かつて長い事「環七ラーメン土佐っ子」の中毒に罹った事があるため、いまでも時々中毒症状が顔を出すためと思われる。
年に3-4回くらいはどうにも収まりが付かなくなるのである。
神奈川にはニンニク背脂ラーメンの店が少ないが、比較的近場にこの店があって良かった。

さて、「らう」であるが、
L字型のカウンターだけの小さい店である。
券売機で「こってりらうめん」700円を購入した。
着席してご店主に券を渡すと、太麺と細麺のいずれかを選ぶよう問われる。
今回は細麺を注文した。
この店では細麺も太麺もそれほど極端なものではない。気分次第で選んで後悔した事はない。

この店はラーメンの仕上げに背脂を振り掛けるスタイルではなく、丼にスープを注ぐ前段階で金網で背脂を濾し入れた上に丼の縁についた脂を拭い取ってくれるので、手を汚すことなく気持ちよく食べられる。

出来上がったラーメンは、一目瞭然、期待通りの超コッテリである。
背脂の膜に覆われて湯気は全く立たない。
丼の中央のもやしの小山に寄りかかるように、ほうれん草、チャーシュー×2、半味玉がトッピングされ、さらに小山にはゴマが振り掛けられ、丼の縁には海苔があった。

この手のラーメンは、強烈にニンニクとタレが利いた黒っぽいスープが染込んだ麺を、表面の脂に絡めて食べるのが醍醐味であると思っているのだが、この店は若干タレが弱い。
しかし、そこのところは店もよく理解しておられる様で、テーブルの上には「しょうゆダレ」が用意されている。
これを追加すれば正に求めていた味になるのである。
他にもおろしニンニクや揚ニンニク、辛味、酢など、好みに合わせるためのアイテムは完備されている。
その日の気分や体調に合わせて、例えば背脂がしつこく感じられたら酢を投入したりすれば良い。味の変化も楽しめる。

コッテリがどうも…という向きには背脂抜きの「あっさり」というメニューもあり、つけ麺もある。
標準がさほど味濃い目になっていない点や、ニンニク抜きも選択できるなど、店としては幅広い層をターゲットにしているようである。

もし、この店が駅前にあって、深夜まで営業していたらと想像すると恐ろしい。
飲んだら必ず寄ってしまうだろう。アルコール反応を起こした身体はニンニク背脂ラーメンの中毒に罹りやすいからだ。

Dsc_0628_2 こってりらう麺 700円

Dsc_0630 表面を覆う背脂

Dsc_0631 スープは光が届かぬ世界だろう

Dsc_0635 細麺

Dsc_0627 好みの味に仕立てるアイテム

藤沢市辻堂元町5-4-15

2011年10月26日 (水)

洋山亭 (茅ヶ崎)

茅ヶ崎駅南口、駅前に面したビルの1階にある店である。
道路からは少し奥まったロケーションであり、多数の幟によって何年も前からラーメン店の存在は認識していたが、外から店の様子が見えないことと、「ラーメン350円」の表示を見て「多分旨くはないだろう」と決めつけていたため今迄訪問した事がなかった。

茅ヶ崎駅南口界隈では「タンポポ」や「金太郎」といった深夜まで営業するラーメン店が相次いで消滅してしまった。
酔って歯止が利かなくなった食欲、無性に塩分と炭水化物と水分を求める身体を鎮めるために随分とお世話になった店が閉店や移転をしてしまったのだ。
BUBUは混んでいるだろうし…という事で消去法的選択から今回訪問となった。

店に近付いてみると、似たような欲求に駆られていると思われる先客が何人もいた。
カウンターに着き、「ラーメン」を注文した。

この店はラーメン専門店ではなく中華屋さんで、カウンターの中では店主が一人で鍋を振っていた。
他の客の注文した炒め物を作っていると思っていたのに、きっとラーメンも職人技の同時進行していたのだろう、すぐに出てきて驚いた。
ニンニクの香りがする醤油味の茶濁スープに縮れた中太麺、トッピングはメンマ、ナルト、チャーシュー、海苔という古典的なルックスである。
チャーシューは小さい。

スープは各種出汁がとれた旨みがたっぷりのもので、さすが中華屋、他の料理も期待できそうだと思った。
ニンニクの魔法が利いて夜中にもかかわらず危うく飲み干す所であった。
麺も固めの茹で加減でプリッとしていてなかなかのものである。
小さいチャーシューもきっちり味付けがされていた。
値段からは想像ができない程、よい仕事がされたラーメンであった。

健康のために我慢すべきとは分っていても暴走が止められない時、心身にも財布にも、やさしく受け止めてくれる店を見つけてしまった。

Dsc_0445_2

Dsc_0448

茅ヶ崎市幸町2-10

2011年10月24日 (月)

麺や 青雲志 (三重県松阪市)

実は三重県の津市や松阪市に来る度に、ラーメンの人気店を探しては訪ねてみたものの、正直なところ人様にお勧めしたくなる程の店は見つからなかった。
ところが今回初めて食べたこの店のラーメンの旨さに驚愕し、三重に行くのが楽しみになった。

店は三重県松阪市の北西、嬉野権現前町というところにある。
近くにはローカル線の風情満点の名松線が通る。

最近住居表示が変更になったのか、カーナビで検索しても住所がヒットしなかった。
県道20号線沿いにあるが、正面にコンビニのミニストップ嬉野ふるさと会館前店があり、目印になる。
店は金属製の外壁に包まれた新しい建物で、店の北側に5-6台分の駐車場があった。

入口を入ると正面に券売機があった。
券売機を見ると店の基本メニューは塩味のラーメンのようなので「塩らぁめん」680円を購入した。

カウンター席のみの店で、席数は8席。
カウンターの後ろはベンチの待ち席となっていた。

青雲志という店名を現すのか、店内の壁や天井には青い空に雲がかかる絵が描かれ、床は白っぽいコンクリート、椅子も白と統一されたデザインで明るい。
店全体に清潔感があった。
厨房とカウンターの境目の天井にはラーメン店のカードが隙間なく入ったカードケースが貼り付けてあった。
カードの数は少なくとも数百はある。店主はこの店全てに行ったのだろうか。かなりのラーメンマニアだろう。

厨房の奥の部屋の入口には「製麺室・おいしい麺を作るため研究中」と書かれていた。
またカウンターには「麺を3種打ち、スープを2種取るという無謀な挑戦の結果毎日14時間働くことになった」とも書かれていた。
ラーメン作りに全てを賭けているという事なのだろうが、確かに店主がラーメンを作る姿は真剣そのもの。
麺の茹で時間はタイマーで計り、スープをなべで温めるのも、丼の中の麺を整えるのも流れの中の動作ではなく、一つ一つに止めが入るような確実な動きなのだ。

眼光鋭くラーメン作りをしていると思ったら、ラーメンを出す時は表情が一変、穏やかな笑顔で待たせたことを詫びる言葉を添えて前に置いてくれた。

出来上がったラーメンはシンプルなルックスであった。
褐色のやや濁ったスープの表面には脂が浮かび、コッテリした印象であった。
麺は細目の直麺。トッピングは水菜とメンマと糸唐辛子だけである。
特製とつくメニューではチャーシューや玉子が付くようである。

スープを一口飲むと、塩気が足りないと感じた。
カウンターの上には「塩用」と書かれた岩塩のミルがあり、お好みで塩を足すものだと思った。
ところが、さらにスープを味わと塩気の事はすぐに忘れてしまった。
魚やら貝やら海老などから取ったと感じられるスープはディープな味わいで実に旨い。
こんなに複雑にしてしまったら毎日同じスープになるのかと余計な心配までしてしまった。

麺は固めの茹で上がりで、ハリがあって喉越しがよい。何より自家製麺でスープにベストマッチさせている。
不思議な事に、食べるうちに塩気が足りないとは全く感じなくなり、むしろ塩ダレもきっちり利いていると感じていた。

また、この店の接客にも驚いた。
「塩らぁめん」と「麺大盛」の食券を買った他の客に対し、店主は「塩はスープの量が少ないため、麺を大盛にするとバランスが崩れます。大盛はお勧めしない」と実に丁寧に説明した。この客は店主の勧めに従い麺量を普通に戻すことにしたが、返金の際も再度丁寧に説明していた。
この店は店主一人がラーメンを作り、店主のご両親と思われる二人は配膳や食器の片付け、たまにつけ麺の麺を流水で締めるのを手伝うだけである。店主は厨房内を小走りで移動するほど多忙であるが、作業は前述の通り超が付くほど丁寧である。
にもかかわらず、塩の大盛に対する応対の通り、素晴らしいホスピタリティである。
店主のご両親は、隣の席を片付けながら「もう少し待ってください」と声を掛けたり、帰る客にはカウンターの外まで出て挨拶していたが、押し付けがましさなどは全く感じられない自然なものであった。

これほどのラーメンであれば、いずれは都市部で勝負するのかとも思ったが、それは無いと思い返した。
この店の開店時間は水曜~日曜の11:30~14.30の3時間だけである。(土曜日に限り夕方17:00~19:00営業)
その間はほぼ満席であるので、ロケーションによる差は出ない上に、都市部は店舗維持コストが高くなってしまうからだ。

冒頭に書いたとおり、諦めかけていた三重県で素晴らしい店に出会えた。
ご店主には「青雲之志」を貫いてほしい。
三重に行く時は必ず訪れたい。

Dsc_0403 「塩らぁめん」 シンプルそのもの

Dsc_0405 結構コッテリしている

〈以下続編〉

レベルの高さに驚きたて続きにもう2回訪問してしまった。

注文したのは「特製つけ麺」と「正油らぁ麺」である。
面白かったのは、つけ麺を注文するとすぐにサーモボトルに割りスープを入れて出される事である。ボトルの中のスープの量が少ないため間違いかとも思ったが、つけダレの粘度が高いため太麺にもよく絡み、麺を食べ終わる頃は殆ど残っておらず、従って割りスープも少しで済むというからくりだった。

正油らぁ麺は中太麺だった。これで同店の3種類の麺を全て食べた。
スープとのマッチングを追及した結果、麺もスープに合うものを3種も用意しなければならないと思ったのだろう。味に対する責任感か。

正油はメンマと海苔だけが乗るという、さらにシンプルなものである。
魚出汁、特にアゴ出汁が感じられる。

食べた3種類のメニューはどれも素晴らしく高レベルなものと思うが、やはり関東から出掛けて行って、短い営業時間に間に合うという巡り会わせがあるとすれば、やはり「塩」を食べたい。
「塩らぁめん」はここでしか味わう事ができないと思うからである。

しかし、それもこの店では「今迄のところ」と注釈をつける必要がありそうだ。
天才の匂いがするこの店主、どんなアイデアをぶつけて来るか分らないからだ。
そういえば、町田の天才と似た匂いだった。

Dsc_0418_2 最初に出されるサーモボトル

Dsc_0430_3 特製つけ麺

Dsc_0423 非常に色っぽい麺

Dsc_0432_4 高粘度のつけダレ

Dsc_0561 正油らぁ麺

Dsc_0569_2 一目で複雑なスープと判る

麺や 青雲志
三重県松阪市嬉野権現前町神北405-14

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