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  • 鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア

    鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア
    ちなみに著者は1960年生まれです。 年齢が近い方必携の音楽ガイドです。 音楽に目覚めた中高生の頃、自分より音楽に詳しい友達に あれこれ音楽情報を教えてもらった経験があるでしょう。ミュージシャンがどんな影響を受けて この曲を書いたかなんていう話は 音楽の楽しみ方を格段に広げましたよね。この本はその友達になってくれるんです。昔聴いたミュージシャンの項目を読めば、「次にはこれを聞きなよ」と理由と共に教えてくれます。

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2012年3月

2012年3月25日 (日)

中野汁場 進化 (新中野)

「町田汁場 しおらーめん進化」の支店である。
町田の店はこの支店の開設のために現在休業している。

同店の公式ブログによれば、2010年に閉店した小田原ラーメンの名店「手打ちラーメン 鳥取」のラーメンに対する敬意を表現したラーメンを新しい支店で作るとしている。
その上で「決してインスパイアではない」とも述べている。
また、新支店の店長を「小田原ラーメンで育った」と紹介している。

進化のご店主が作る小田原系と見てよいだろう。
ブログの内容からインスパイアではなく「鳥取トリビュート」かと理解した。

場所は地下鉄丸の内線新中野駅から南に入ったところ、青梅街道の鍋屋横丁交差点から南西に進み、中野通りに合流する道沿いにある。
ローマ字で「SHINKA」と染め抜いた幟が目印である。
付近にいくつかのコインパーキングがあった。

店舗はL字のカウンター席のみの細長い造りで、若干狭く感じた。
入り口を入ってすぐ右の券売機で「チャーシューワンタンメン」¥1,100を購入した。
券売機には、このメニューのボタンに「名物!!」の表示が付けられていた。
小田原系といえばチャーシューワンタンメンである。
¥1,000オーバーの値付けをする店が多いが、大量のチャーシューを見れば特段の割高感はないものだ。

カウンター内に町田のご店主の姿はなかった。
ラーメンを作るスタッフ3人の作業は、タレやスープを慎重にに計量しながら進めるもので、化学実験みたいであった。

さて、出来上がったラーメンは町田と同じく白く深いタイプの丼に入っていた。
ルックスは小田原ラーメンの典型、千切れ雲のように多目の脂が浮いた濃い醤油色のスープに海苔やモヤシやメンマのトッピング、三つ葉の緑が彩りを添える。
さらに、ぶ厚いチャーシュー4枚とワンタン3つが載っていた。

スープを一口含むと、確かに小田原系テイストである。
ふくよかな醤油の味わいと穏かな甘みが感じられ、くどい脂っこさはない。
旨い。

麺は中細で、縮れは強いが平打ちではない。
スープの醤油色が染みているが、最後までコシもハリも持続する進化流の麺である。

小田原系定番トッピングのモヤシはシャキッと感を残したピンポイントの茹で加減である。
ワンタンは餡にしっかり味付され、皮は滑らかな舌触りが見事。

そしてチャーシューであるが、これが正に驚愕の旨さで、これを目的に行ってもよいくらいだ。
濃い目に醤油の味付がされたバラ肉を厚切りにしたもので、とろけるような柔らかさではなく、ある程度の歯応えを残している。
噛む度に肉の旨みと脂が大量に搾り出されるジューシーな食感は絶妙である。
肉の魅力の引き出し方は、具というカテゴリーには収まらず、一つの肉料理と言ってもよい程である。

欲求を抑制できず、久しぶりにスープまで飲み干してしまった。
この完成度は確かにインスパイアではない。

小田原系というと、スープは脂臭く味が薄いと感じ、麺はいかにも消化が良さそうな柔らかさ、チャーシューは肉の味しかしない程の薄い味付けだったりして正直なところ個人的には物足りなく感じる事が多い。
伝統的な店では「麺硬目、味濃い目」などというリクエストができる雰囲気ではない。そんなことを言ったら「帰れ」と言われそうな感じの店もある。

進化の新支店では、小田原系の魅力を研ぎ上げる事に成功し、正に小田原系を「進化」させた。物足りないと感じる要素はなかった。

小田原ラーメンの店はどんどん減って、いまや絶滅危惧種指定状態である。
しかし、小田原市内ではなく秦野の「孔明」やこの店のように小田原市以外で小田原ラーメンの発展形が産まれているのは大きな光明である。
中野という小田原から離れた場所で小田原ラーメンを世に問うということは、小田原系保存の深慮遠謀と小田原ラーメンに対する強い気持ちの表れであろう。

当ブログでは進化のご店主の事を再三「天才」と表現し、彼の技術と独創性を賞賛してきた。
新店では 自ら与えたテーマの範囲内から出る事はできないため天才ぶりを発揮するにも限度があったはずである。
中野から帰って4月からは町田の店を再開するそうであるが、今回の挑戦はいわば異種目トレーニングであり、これに成功した過程が町田で活かされるに違いない。
町田店の再開が非常に楽しみである。

Dsc_1554 チャーシューワンタンメン

Dsc_1558 ワンタンとチャーシューが素晴らしい

Dsc_1561 麺は縮れ中細タイプ

東京都中野区本町4-30-11

2012年3月18日 (日)

熱血らーめん 遊びじゃネェんだよ! (相模原)

JR相模原駅から線路に対して垂直に南西方向へ伸びる県道503号線。
国道16号線の相模原駅入口交差点を通過し、アイワールドを左手に見ながら進み、てるてる公園入口の先、左手に店舗がある。
最寄駅はJR相模線の上溝になる。
駐車場は店の近辺のいくつかの駐車場に数台分を確保しているようだ。

店の外の券売機で「熱血豚骨」¥700を購入、店内へ。
店内はカウンターだけの奥に長い造りである。

実はこの店が開店して2ヶ月くらい後だっただろうか、一度来たことがあった。
食後に丼をカウンターの上に上げる等の後片付けをすると割引があるというシステムだったが、今は廃止したようだ。

席に着くと厨房内の巨大圧力鍋に目と心を奪われた。
見たこともない大きさの圧力鍋が、周囲を圧倒するような光を放っていた。
ピカピカに手入れされて、なんという機能美だろう。
蓋だけでも相当重そうなのに、どうやって洗っているのだろうか。

厨房内でラーメンを作り始めたご店主の所作がまた職人芸そのものである。
見るからに丁寧な作業であるが、かつ動きに無駄がないのである。

丁寧といえば、レンゲの持手の端を持ち、凹んだ背の部分で細かく玉子の殻に割れ目を入れていた。
玉子の殻剥き一つとっても、極力良い状態で玉子を出したいという細かな気遣いが感じられるのだ。

ラーメンの出来上がりを待つ間にも、すっかり楽しんでしまった。

出来上がったラーメンはまず鰹の香りがした。

白っぽく泡だったスープはかなりの高粘度で丼をカウンターに下ろしても表面には波紋も出来ない。
レンゲで周囲の麺や具材を押しのけるようにして掬って口に運ぶと、鰹出汁のジャブの直後に超濃厚な豚骨出汁のボディを食らってしまった。

一口でスイッチが入った。

しかし、豚骨が粉々に融けて液体になってしまったと思われるほどに濃厚なのに、臭みを全く感じないのはどういう事だろう。

トッピングは中央に九条ねぎの山があり、タレをかけたバラチャーシューが2枚、糸唐辛子、半玉子、そして一見紅葉おろしのような赤い塊であった。
なんと赤い塊はすりおろした紅生姜であったが、箸でつつくとふわりと広がり、一口の味変が楽しめるという趣向だった。
紅しょうがのすりおろしは初めての経験である。なんとも手間をかけたものである。
チャーシューの肉も玉子も其々素材の良さが引き出されているという事か、口に運んではいちいち感心した。
九条ねぎの香りも甘みも豊かであった。

麺は硬めの茹で加減、細目で縮れのない麺は箸で摘みあげても5cmくらいなら垂れ下がらないようなハリがあるもの。
これが超髙粘度スープを絡みつかせるため、食べる度にスープがどんどん減っていく。

「こんなに旨かったっけ!?」食べる間中繰り返した。

卓上には「豚骨用」、「醤油用」2種類のタレがあり、もっと味濃い目が好きなら追加できる。
半透明の容器に入っているのはガーリックオイルである。レンゲの上に麺を取り、これを少々振りかけて食べてみたら危険な程の風味アップであった。
今回はスープの秘密に迫りたい気持ちが勝っていたため自重したが、間違いなく次回は後半から大量投入するだろう。

最近では最も大きな驚きと満足を得られた一杯であった。

他よりは余程手間がかかっていると思われるスープ。
贅沢なトッピング。
そして、多分大人一人分の重量がありそうな鍋の毎日の手入れ。
これを¥700で提供しようという心意気やよし。

ご店主とは店に入った時に挨拶され、食券を確認する会話をしただけであったが、目が合っただけで歓迎されていると感じた。
作業する姿を見て、自分がこれから食べる物に気持ちが込めてられている事を感じた。
一人で食事をする環境として、これ以上は望めない。
きっと大満足したのは環境と味の相乗効果だろう。
全てがご店主人一人によるものである。

店名はご店主の気持ちそのものだろう。
とにかく参った。

Dsc_1450 熱血豚骨 ¥700

Dsc_1455 特濃スープ

Dsc_1457_2 ふわり崩れたおろし紅しょうが

Dsc_1462 ニンニクオイルと追加用タレ

相模原市横山4-24-12

2012年3月15日 (木)

口福居 (茅ヶ崎)

小さい男の子の玩具に関する好みは、電車や車などの乗り物派と、ロボットを含む怪獣派に分かれるようである。
学生に成長後の鉄道研究会とプロレス研究会の2派という事か。

もし乗り物派の子供がいれば、この店に連れてきたらそれはもう興奮の坩堝と化すだろう。
ホールの床一面はガラス張りになっていて、その下には巨大なジオラマがあるのだ。
野山や海辺に線路や道路が巡り、町を上から眺めるという趣向である。
鉄道模型の列車は現在は節電で動いていないようであるが、オーナーがいたら一言お願いすれば動かしてくれるかもしれない。
(以前、熱烈鉄道マニアと一緒に来た時に動かしてもらった事がある)

店舗は茅ヶ崎市南湖の国道1号線登り車線側にあり、駐車場は国道側と裏側に9台分ある。
4階建てのビルの1階、ボクシングジムを中華料理屋に改装したものである。

国道側にランチメニューが掲げられれているが、「酸辣湯麺」の文字を見て反射的に入ってしまった。

入口を入るとまず靴をスリッパに履き替えて席に着いた。
先客は1名のみ。

席に着くとすぐにカップ入りの冷たいジャスミンティーが出された。

ランチの「酸辣湯麺」を注文。

ホールのスタッフも厨房も中国人のようで、お国の言葉で盛大に注文を通してくれた。
店内は節電営業で薄暗かったが、1組、2組と客が入り、店内が賑やかになって来たからかやっと照明を点した。

出来上がった酸辣湯麺からは湯気が立ち上っていかにも熱そうだった。
ランチメニューということで、小チャーハン、サラダ、ザーサイ、デザートのライチ2個がついて650円とお得感満点である。

スープの表面にはラー油が筋となって流れている。
スープを一口飲むと、酸っぱさも辛さもトロみもバランスよく整った、上品な感じであった。
スープには竹の子、豆腐、シイタケを刻んだものと溶き玉子が漂い、表面には青ねぎが散らされていた。

麺は縮れの少ない白っぽい細麺をやや柔らかめに茹でたもので、トロみの付いたスープを大量にまとわり付かせる。
口の中で酸っぱい味と辛味が麺の甘さと混ざると大きな幸福感を感じる事ができる。
スープの一滴をも残さず完食した。

チャーハンや盛りの良いサラダも付いているため満腹になった。

この店のランチメニューは700円台が中心であるが、どれもボリュームがあって物足りなさを感じる事はなさそうである。
前回訪れた時は酢豚の定食にしたが、大きな肉がたっぷり入っていた覚えがある。

次回は夜の部に来て、飲みながら他の料理も試したい。

尚、店の名前は「コーフジ」と発音するらしい。

Dsc_1426酸辣湯麺 ランチメニュー

Dsc_1432 辛さはラー油によるものではない

Dsc_1424 床の下のジオラマ

口福居公式HP

茅ヶ崎市南湖1-9-12

麺や食堂 (厚木)

小田急本厚木駅から線路に沿って相模川方向へ進み、県道601号線を南に少し 下ったところにある。

以前は店名に「ブラジル」と表示が付いていたが、今は「麺や食堂」だけである。

駐車場は店の北側に数台分確保されている。
厚木というより神奈川を代表する程の有名店である。

前回来た時は甲子園で佐賀北高が試合中であったから、4年半ぶりである。

順番待ちを覚悟していたが先客は2組しかおらず、店に到着して直ぐに着席できた。
空いていたのは訪問した時間が遅かったからであろう。

「中華そば¥680」と、そばセットの「若鶏カツ丼¥380」を注文した。

店内は昭和30年代の物で装飾され、チャンネルを回す仕組みの懐かしい白黒テレビがあった。
ALWAYSの世界である。

店内の一角に「製麺室」と表示され、自家製麺であることを主張していた。

出来上がってきたラーメンは見る目に美しいものであった。

醤油色の笹濁りスープの中には端を揃えた麺が沈み、丼の中央にメンマ、チャーシューの島が浮かぶ。
島の上には白ねぎと青ねぎが山を作っている。
丼の縁には海苔が寄りかかっていた。
縮れのない麺はまるで櫛を入れた長い髪のようである。

スープを一口飲むと、これでもかというほど旨みたっぷりで、鶏やら鰹やら他の魚やら昆布もと、日本料理みたいに次から次と様々な味が巡る出汁が出ていた。
確かに旨い。

麺は中細の完全ストレートで、噛む時に麺の一本一本が歯を押し返すのを感じるようなコシの強いものである。
口の中でザクザク音を立てるような食感が素晴らしい。
これは旨い。

しかし、口が慣れてくると、スープに以前は無かった妙な甘みを少し感じた。

ところで、まだセットの「若鶏カツ丼」が来ない。
もうそろそろ食べ終わってしまう頃に、後から来店して近くの席に座っていた客にはそれらしき丼が出た。
あちらの客と順番を間違えたのかもしれないとか、そもそも注文が伝わっていなかったのかと不安は増すばかりだ。
とうとうラーメンを食べ終わった時、それを見ていたスタッフがお猪口に入った冷たいお茶を持ってきた。
これはどう考えても食後のサービスである。

とうとう「若鶏カツ丼」は来なかった。
どうしようか暫く迷ったが、いまさら仕方がないので諦めると決めた。
すると、「お待たせしました」と、ここでカツ丼が登場したのだ。
テーブルの上は空の丼が端に寄せられ、食後のお茶も終わっているのを見てか「すみません、カツを揚げるのに時間が掛かってしまいまして…あの…取り消しも出来ますが…」
とのこと。

ラーメンが終ってから既に数分過ぎたタイミングで、いまさらカツ丼だけ食べる気にもならない。それはセットメニューではなく連食である。

もう食べる気は無かったが、注文したのは明らかに自分自身であり、この場合の責任分担についてはすぐに判断出来なかった。
キャンセルについては「いいよ」と応えるしかなかった。
「いいよ」とは言ってみたものの、そのまま席を立って会計に行ったら、同じスタッフがレジに立っていて料金はカツ丼代を含めて全てしっかり取られた。

注文したのは自分であるし、キャンセルできますと言われたのにキャンセルしなかったのも自分であるので金の事は何も言わない。

しかし、何か釈然としないのだ。
それは、やはり店のミスで注文を間違えていたと思うからであり、ミスの処理にある種の傾向があったからである。
ラーメンとのセットメニューとする以上、「カツを揚げる時間がかかった」というのは明らかなウソであろう。
現に後から来た客には同じ物が出ていたのである。
口から出任せのウソは逆効果を生む。

どこかの時点で注文を忘れていたか、他の客と順番を間違えた事に気付いたに違いないのである。
本来ならその時点で「ごめんなさい」と言うべきであるが、店の誰かがミスを知られなくない等の理由でうやむやにしたのだ。
気付いた時に「ごめんなさい」が言えないのなら、「カツ丼、お待たせしています」の一言でもあれば、少なくとも忘れられたのではという不安な気持ちにはなっていなかっただろう。
誤魔化そうとした結果、こちらはずっと不安な気持ちで待たなければならず、料理も無駄になってしまったのである。

要するに、客に対しても、自らが作った料理に対しても愛情が薄いのである。
レジの立ったスタッフもファミレスライクな余りにもマニュアル通りの対応だった。
客のためにという思考が感じ取れる事は最後までなかった。

人気店の側面に蟻の一穴を見た気がする。しかもこの穴は既にかなり大きいのではないのか。

立ち上がる時にチラリと見たカツ丼は、表面のほぼ全面に玉子の白身がプックリと白く大きく盛り上がり、その端から出汁が染込んだ黄身とカツが顔を出しているというカツ丼の理想的なルックスで、いかにも旨そうだった。
「食い物の恨みは怖い」という言葉があるが、これは食べ損なった事に対する怨念のことで、これががいかに深いか人々が経験を繰り返して生まれた言葉だろう。

ラーメンの魅力とは、入念に手間隙かけて作った独自のものを食べてもらうんだという、料理と客に対する愛情が直に感じられる点にある。
私がカツ丼の恨みが忘れられない狭量な小人物ということも確かであるが、この店にはラーメン店の魅力は感じられず、空いている時間であったのにもかかわらず大勢の来店客に鍛えられた客を捌くテクニックだけが感じられた。

魅力が感じられなかった店の記事は書かない主義である。
しかし、この店に関して言えばラーメンの味だけはとても良かったので投稿した。

厚木の他の店はこの店には負けてはいけない。

Dsc_1368 天井の証明の格子が写りこんでしまった

Dsc_1369 美しい盛り付け

Dsc_1373 中華そば

厚木市幸町9-6

2012年3月 9日 (金)

しろくま食堂 (辻堂)

辻堂南口から浜見山交差点を経て湘南工科大学に向かう道沿いに最近開店した店である。

駐車場は3台分確保されていたが、店の隣の駐車場ではなくその隣、店から辻堂駅側に離れた駐車場が来店客用である。幟が立っているので間違う事はないだろう。

先客とご店主の会話を聞いていたら、3月2日に大和市から移転オープンしたばかりで、メニューの中では「ウチは北海道ラーメンの店なので『味噌らーめん』か『牛乳らーめん』がオススメ」との事。

「牛乳らーめん」を注文した。
オープンのサービス期間で餃子が無料と声を掛けてもらったので、餃子もお願いした。

店舗の1階にはカウンター席、2階は座敷になって いた。
階上から食事を終えた家族連れがゾロゾロ降りてきた。

カウンタの前の衝立が高くて厨房の中の様子は見えないが、ラーメンと餃子が殆ど同時に出来てきたところをみると、多分餃子と麺の調理時間を調整していると思われる。なかなか心憎い気遣いだ。

出来上がったラーメンは、白いスープが白い丼に入っているので、若干幻惑される感じである。
スープが白いと黄色い麺が美しくかつ怪しく光るように感じられる。

中央にはボイルのモヤシの山があり、その上に白ネギがのる。
さらに、チャーシュー、メンマ、半ゆで卵、バターが4方に配置されていた。

スープを一口飲むと確かに牛乳の味がするが、ラーメンのスープとしてかなり旨いものであった。
牛乳が元来持っている甘みとかまろやかな口当たりのうま味をうまく使っているという事か。

考えてみれば、世の中に牛乳を使った料理は数多くある。
酒の原料にもなっているし、醍醐とは乳製品である。
トマトラーメンやカレーラーメンがあるのと同じで、牛乳ラーメンだって当たり前か。

麺は北海道ラーメンらしい中太の強く縮れたもので、ゴワっとした固めの茹で加減が素晴らしい。

完成後が高いラーメンに満足した。
サイドメニューやトッピングメニューも多く、色々楽しめそうである。

4月から新学期が始まれば湘南工科大学の学生で賑わうことも予想できる。
学生向けのガッツリメニューでも追加したら学食化してしまうかもしれない。
3月中に一通りのメニューを試しておきたい。

それにしてもご店主の左耳である。
痛くはないのだろうか。

Dsc_1325_2 牛乳らーめん

Dsc_1327_3 透明度ゼロのスープ

Dsc_1328_2 バターの香りが素晴らしい

Dsc_1322 サービス期間につき餃子無料

藤沢市辻堂元町1-3-25

2012年3月 6日 (火)

白河手打ち中華そば一番いちばん(町田)~白河ラーメン

町田田市役所の近く、町田街道の北側の住宅街、3階建てビルの1階の一部を使用している。
コインパーキングが隣接している。

店内に入ると左手に券売機がある。
「特製中華そば」¥880を購入した。
基本の「中華そば」が¥700で「味玉中華そば」が¥800である。
「特製中華そば」には味玉、ワンタン3個にチャーシュー増量であるので明らかにお得だ。

店内は明るく清潔感満点である。
梅が丘から移転してきて数年経つが今も新店のようにキレイである。

客席は厨房を囲むカウンターのみであり、厨房との間に境が無いので中の作業は丸見えである。
厨房内にはご店主と2人のスタッフがラーメンを作っていた。
作業がとても丁寧な印象で、いかにラーメンを大切にしているかが伝わるようであった。
味玉を麺を茹でる釜で暖めたり、注文の度にチャーシューを切り分けたりと芸が細かい。
ご店主が平ざるで麺をあげる職人技を見るのも楽しい。

以前この店に来た時はご店主と奥様らしき女性しかいなかった。
5千円札しか持ち合わせが無く店にも釣りがなくて食券が買えない事があった。
ご店主に「どこかで両替してきてください」と言われた。
客に両替に行かせるのかと大変驚いた。付近にはコンビニがあったが、多分両替はお断りだろう。
困惑しているうちに後ろの人達がが千円札で食券を購入してで釣りが用意できたため事なきを得た。

こんな事を思い出しているうちにラーメンが出来上がった。
美しく盛り付けられたトッピングは、2種の豚チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、青菜、海苔、味玉とワンタンである。
鶏はしっとりした胸肉で口の中で肉汁が染み出すような逸品である。
ワンタンは滑らかな皮に包まれ、しっかり味付された餡が旨い。
他のトッピング一つ一つが丁寧に作られているのがよく分った。

白河ラーメンといえば動物系のみから出汁をとった醤油味のスープと縮れた麺を組合せる。
直線的にアピールする味ではなく、じんわりと出汁を感じるような優しい感じのスープを麺の縮れに絡ませる特徴がある。
このため、最初に口に含んだときは、どこかスープの輪郭がはっきりしないような気がしてしまう。

暖簾に「とら食堂」と書かれていることからご店主は白河ラーメンの代表格である「とら食堂」の出身と思われるが、この店のスープは一口目から明瞭に主張が伝わる点が本家とは異なるようだ。
かといって醤油の角を立たせたような刺激もなく、優しい感じは変わらない。
この辺りが秘技なのだろう。

モチモチとして喉の通りも気持ちの良い麺と共に充分に楽しめた。

とにかくワンタンが素晴らしいので、ワンタン入りのメニューをお勧めしたい。

Dsc_1308_2 特製中華そば

Dsc_1311 ワンタンが旨い

【白河ラーメン】

ついでという訳ではないが、白河ラーメンを報告したい。
地元や周辺以外の店の情報は、その地方に行ったらどの店に行くのを勧めるかという観点で記したものである。
これでもかというほどの特徴を競っている東京や神奈川のラーメンを普段から食べ慣れているからか、最初は白河ラーメンをなんとも平凡で、どの店も変わらないように思ったが、数日連続して食べていると魅力と違いが分るような気がして、最後にはすっかりファンになった。

おすすめ順位1 「火風鼎」

国道289号線沿い、南湖の近くに近くにある店。
チャーシューが自慢らしい。

女性ばかりで運営されていた。
女性だけの集団は締まるか緩むの両極端に振れる事が多いようだが、この店は間違いなく前者。
ラーメンを作る様子も職人の仕事場の厳しさが伝わるような静かで張り詰めた空気感がある。熊本の黒亭でも似たような空気を感じた覚えがある。

食べてみて強く印象に残ったのは麺である。
なにしろコシの強さが付近のラーメン店とは明らかに異なる。
噛み締めて楽しめる麺が印象的であった。

Ca3c0369 国道沿いの看板が目印である。

Ca3c0375 ラーメン プリプリの麺が旨い。

Ca3c0366 チャーシューメン

Ca3c0376 醤油が効いたスープとコシの強い麺

白河市鬼越44-16

おすすめ順位2 「とら食堂」

白河一の有名店である。
田んぼの真中に広大な駐車場と大きな店舗が存在する。
店自体が観光地みたいなものなので休日は大混雑だろうが、訪れたのが平日午後2時頃だったためか全く待たずに席に着けた。

「手打ち中華そば」を注文した。

店内も広い。
50人くらいは座れそうである。

出来上がったラーメンはチャーシューとメンマ、青菜に海苔がトッピングされていた。

スープを一口飲むと、白河ラーメン特有のじんわり出汁が感じられるタイプで、醤油の向こうから徐々に鶏の旨みが顔を出す。
鶏の顔が認識できたらスイッチが入り、やや柔らか目の茹で加減の麺と共に一滴残らず飲み干してしまう。

地元の人に言わせれば、先代の頃はもっと旨かったとの事。
どれだけ旨かったのだろう。

Ca3c0303

Ca3c0299_2 チャーシューもたっぷり入る。

白河市双石滝ノ尻1

おすすめ順位3 「手打ち中華 すずき」

国道289号線沿いある店である。白河実業高校のすぐ近く。向かいにセブンイレブンがあった。
駐車場が小さいのが難点か。

「手打中華」を注文した。

出来上がったラーメンは若干表面の脂が多くてこってりした味を想像したが、スープを飲んでみると脂分はさほど感じられない。
白河ラーメンらしいマイルドな味わいであるが、他よりもコクがあると感じたのはこの脂のせいかもしれない。

火風鼎ほどではないが、麺のコシが強く麺の感触も楽しめる。

Ca3c0305 手打中華 チャーシューは3枚も入る

Ca3c0370 この日は 青菜の代わりにグリーンピース

Ca3c0307 この店も麺が旨い

白河市瀬戸原4-9

おすすめ順位4「手打ちラーメン英」

国道294号線、旧陸羽街道に面する店である。
他の店とは違い、市街地にある。
店と道路の間が駐車場である。

「ラーメン」を注文した。

店内のメニューには味噌味や辛いもの、餃子まであって中華料理屋並みの品揃えである。
高校生に限りラーメンの大盛・特盛サービスの表示があった。

出来上がったラーメンはお盆に乗せて出された。
小皿の漬物が付いていた。

この辺りでは珍しく大き目のチャーシュー、太めのメンマ、半玉子がトッピングされる。

スープはやや醤油の角が立ったタイプであり、他の店のスープが薄いと感じられたらこの店を選ぶと良いかもしれない。
麺は他の店同様手打ちの縮れ麺である。

Ca3c0483

Ca3c0479 漬物付き

Ca3c0480 いかにも手打ちの不揃いな麺

Ca3c0476

白河市二番町6

2012年3月 5日 (月)

ジャンキーモンキーJr. (町田市)

黄色い看板を見れば一目であれ系と分る。
色彩と「ニンニク」というカタカナ表記に脳が反応し、体は準備を始めるようだ。

町田から横浜線の北側を線路に平行に東に向かう道路沿いにある。
町田駅から向かえば、森野交番の交差点を超えてジョナサンの先左側といえば良いか。
駐車場は店に隣接して3台、裏手にも何台分か駐車場を借りているようだ。

店の看板には「ニンニク崩落」とか「スープ決壊」等の表示があり、店名の通りジャンキーな雰囲気満点である。

店内の券売機で「あげ豚郎(小)」を購入。
席に着いてスタッフに食券を渡す時にトッピング指定を求められるが、「ニンニク」をコールした。

店内客席は厨房を囲むカウンターのみである。
店主と思われる小柄な方を中心に、厨房内のスタッフの動きに無駄がなく、比較的新しい店らしくもない。
ユニフォームはアイパッチをしたサルが葉巻を咥えているイラストの入ったものだった。

待つこと数分、お皿の上に丼を乗せたスタイルで「あげ豚郎」が出来上がって来た。
濃い醤油色のスープの表面を脂と背脂の粒が覆って湯気が立たない。
真中にモヤシとキャベツの山があり、頂上にニンニクがのる。
片方の麓にあげ豚、もう片方には多数のサイコロ状の揚げ物に唐辛子をまぶしたものが配置されていた。

スープを一口飲むと、醤油を効かせた動物系の出汁のものであった。
見た目に反して、むしろあっさりした飲みやすいスープである。
二郎のような甘辛いものとは全く異なるが、面白い趣向で、旨いと思った。

サイコロ状のものはナタデココのような食感だったが、噛むと中から甘い脂が出てきた。
脂そのものを揚げて、唐辛子をまぶしたもののようだ。
サイコロの正体が分らないまま初めて噛んで、脂が舌に乗った瞬間にちょっとした興奮を感じたが、動物性脂の魔力を見た気がした。

あげ豚にはコロモを付けたものではないので豚の食感そのものであり、煮豚とは異なって肉の味がストレートに楽しめる。

麺は縮れが強い表面が滑らかな太麺で、食べるとゴワッとしたコシがあり、思わず夢中で食べた。

しかし、ここで大失敗に気がついた。
麺が少ないのである。
看板が目に入った時点で心身共に〔JIRO〕モードに切り替わってしまったために犯してしまったミスである。
この店では麺量の表示は一般の店と同じであり、あれ系のものではないのである。
つまり(小)は小盛だった。

完食を目指して準備した脳と胃の不満をなだめつつ店を出ることになった。

多くの人が注文していたのは、たくさんの揚げ物がのった「ジャンキーモンキー」というメニューである。
次回は「ジャンキーモンキー(並)」にすると決定した。

Dsc_1092_2 あげ豚郎

Dsc_1093_2

Dsc_1095_2 脂を揚げたサイコロ

Dsc_1100_2 魅力的な麺

町田市森野6-359

2012年3月 4日 (日)

麺や鐙(茅ヶ崎)

茅ヶ崎の鉄砲道沿いにある店である。
斜向かいのサークルKが目印となる。
裏手にある駐車場に3台分のスペースが確保されている。

長後や大和に支店を出すほどの人気店である。

もう7-8年も前になると思うが、オープンしたての頃は中年の男性2人で厨房からホールまでをやっていた。
味は良いのだが、その頃はなんとなく素人臭いところもあった。
ラーメンを作っていたオジサンが、湯切りの深ざるを振っている間に勢い余って麺が飛び出してしまい、麺の塊が床に落下してしまったのだ。
麺の滞空時間とその後の事態認識に至るまでの数秒間オジサンも私も息を止めていたが、オジサンは私が見ていることを確認する前に「すぐ作り直します」と大声で宣言した。
初めて見る光景と、飛んでいく麺の塊を追うオジサンの絶望的な視線を反復して思い出してしまい、また何故見ていることが分ったのかを考えると笑いを堪えるのに苦労した覚えがある。

さて、注文したのは「九条ネギらぁめん」(細麺選択)¥520である。
この店のメニューは基本の醤油味の他、味噌や塩、つけ麺もあり、其々皆魅力があって完成度が高い。
しかし、「九条ネギらぁめん」一択と言って良いほど気に入っているのだ。

スープは基本メニューの「鐙らぁめん」と同じ醤油味で、トッピングは九条ネギのみとなる。
鶏も豚も魚も昆布も感じられる強烈なコクの複雑系スープは、ややトロみがあって泡立っている。

細目のストレート麺は箸でつまんでもハラハラと分かれるような絶妙な固めの茹で加減であり、これにスープがまとわり付くような絡み方をする。

トッピングの九条ネギは香りが強くて噛むと甘みが搾り出されるような上物である。
確かにこれならチャーシューもメンマも要らない。

ぜひともお勧めしたい。

Dsc_1132 九条ネギらぁめん

Dsc_1135 たっぷりの九条ネギが旨い

Dsc_1140 細麺と太麺を選べる

茅ヶ崎市東海岸南1-3-31

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