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  • 鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア

    鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア
    ちなみに著者は1960年生まれです。 年齢が近い方必携の音楽ガイドです。 音楽に目覚めた中高生の頃、自分より音楽に詳しい友達に あれこれ音楽情報を教えてもらった経験があるでしょう。ミュージシャンがどんな影響を受けて この曲を書いたかなんていう話は 音楽の楽しみ方を格段に広げましたよね。この本はその友達になってくれるんです。昔聴いたミュージシャンの項目を読めば、「次にはこれを聞きなよ」と理由と共に教えてくれます。

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2012年3月25日 (日)

中野汁場 進化 (新中野)

「町田汁場 しおらーめん進化」の支店である。
町田の店はこの支店の開設のために現在休業している。

同店の公式ブログによれば、2010年に閉店した小田原ラーメンの名店「手打ちラーメン 鳥取」のラーメンに対する敬意を表現したラーメンを新しい支店で作るとしている。
その上で「決してインスパイアではない」とも述べている。
また、新支店の店長を「小田原ラーメンで育った」と紹介している。

進化のご店主が作る小田原系と見てよいだろう。
ブログの内容からインスパイアではなく「鳥取トリビュート」かと理解した。

場所は地下鉄丸の内線新中野駅から南に入ったところ、青梅街道の鍋屋横丁交差点から南西に進み、中野通りに合流する道沿いにある。
ローマ字で「SHINKA」と染め抜いた幟が目印である。
付近にいくつかのコインパーキングがあった。

店舗はL字のカウンター席のみの細長い造りで、若干狭く感じた。
入り口を入ってすぐ右の券売機で「チャーシューワンタンメン」¥1,100を購入した。
券売機には、このメニューのボタンに「名物!!」の表示が付けられていた。
小田原系といえばチャーシューワンタンメンである。
¥1,000オーバーの値付けをする店が多いが、大量のチャーシューを見れば特段の割高感はないものだ。

カウンター内に町田のご店主の姿はなかった。
ラーメンを作るスタッフ3人の作業は、タレやスープを慎重にに計量しながら進めるもので、化学実験みたいであった。

さて、出来上がったラーメンは町田と同じく白く深いタイプの丼に入っていた。
ルックスは小田原ラーメンの典型、千切れ雲のように多目の脂が浮いた濃い醤油色のスープに海苔やモヤシやメンマのトッピング、三つ葉の緑が彩りを添える。
さらに、ぶ厚いチャーシュー4枚とワンタン3つが載っていた。

スープを一口含むと、確かに小田原系テイストである。
ふくよかな醤油の味わいと穏かな甘みが感じられ、くどい脂っこさはない。
旨い。

麺は中細で、縮れは強いが平打ちではない。
スープの醤油色が染みているが、最後までコシもハリも持続する進化流の麺である。

小田原系定番トッピングのモヤシはシャキッと感を残したピンポイントの茹で加減である。
ワンタンは餡にしっかり味付され、皮は滑らかな舌触りが見事。

そしてチャーシューであるが、これが正に驚愕の旨さで、これを目的に行ってもよいくらいだ。
濃い目に醤油の味付がされたバラ肉を厚切りにしたもので、とろけるような柔らかさではなく、ある程度の歯応えを残している。
噛む度に肉の旨みと脂が大量に搾り出されるジューシーな食感は絶妙である。
肉の魅力の引き出し方は、具というカテゴリーには収まらず、一つの肉料理と言ってもよい程である。

欲求を抑制できず、久しぶりにスープまで飲み干してしまった。
この完成度は確かにインスパイアではない。

小田原系というと、スープは脂臭く味が薄いと感じ、麺はいかにも消化が良さそうな柔らかさ、チャーシューは肉の味しかしない程の薄い味付けだったりして正直なところ個人的には物足りなく感じる事が多い。
伝統的な店では「麺硬目、味濃い目」などというリクエストができる雰囲気ではない。そんなことを言ったら「帰れ」と言われそうな感じの店もある。

進化の新支店では、小田原系の魅力を研ぎ上げる事に成功し、正に小田原系を「進化」させた。物足りないと感じる要素はなかった。

小田原ラーメンの店はどんどん減って、いまや絶滅危惧種指定状態である。
しかし、小田原市内ではなく秦野の「孔明」やこの店のように小田原市以外で小田原ラーメンの発展形が産まれているのは大きな光明である。
中野という小田原から離れた場所で小田原ラーメンを世に問うということは、小田原系保存の深慮遠謀と小田原ラーメンに対する強い気持ちの表れであろう。

当ブログでは進化のご店主の事を再三「天才」と表現し、彼の技術と独創性を賞賛してきた。
新店では 自ら与えたテーマの範囲内から出る事はできないため天才ぶりを発揮するにも限度があったはずである。
中野から帰って4月からは町田の店を再開するそうであるが、今回の挑戦はいわば異種目トレーニングであり、これに成功した過程が町田で活かされるに違いない。
町田店の再開が非常に楽しみである。

Dsc_1554 チャーシューワンタンメン

Dsc_1558 ワンタンとチャーシューが素晴らしい

Dsc_1561 麺は縮れ中細タイプ

東京都中野区本町4-30-11

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