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  • 鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア

    鈴木 創: 音魂大全―史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア
    ちなみに著者は1960年生まれです。 年齢が近い方必携の音楽ガイドです。 音楽に目覚めた中高生の頃、自分より音楽に詳しい友達に あれこれ音楽情報を教えてもらった経験があるでしょう。ミュージシャンがどんな影響を受けて この曲を書いたかなんていう話は 音楽の楽しみ方を格段に広げましたよね。この本はその友達になってくれるんです。昔聴いたミュージシャンの項目を読めば、「次にはこれを聞きなよ」と理由と共に教えてくれます。

神奈川県

2012年3月15日 (木)

麺や食堂 (厚木)

小田急本厚木駅から線路に沿って相模川方向へ進み、県道601号線を南に少し 下ったところにある。

以前は店名に「ブラジル」と表示が付いていたが、今は「麺や食堂」だけである。

駐車場は店の北側に数台分確保されている。
厚木というより神奈川を代表する程の有名店である。

前回来た時は甲子園で佐賀北高が試合中であったから、4年半ぶりである。

順番待ちを覚悟していたが先客は2組しかおらず、店に到着して直ぐに着席できた。
空いていたのは訪問した時間が遅かったからであろう。

「中華そば¥680」と、そばセットの「若鶏カツ丼¥380」を注文した。

店内は昭和30年代の物で装飾され、チャンネルを回す仕組みの懐かしい白黒テレビがあった。
ALWAYSの世界である。

店内の一角に「製麺室」と表示され、自家製麺であることを主張していた。

出来上がってきたラーメンは見る目に美しいものであった。

醤油色の笹濁りスープの中には端を揃えた麺が沈み、丼の中央にメンマ、チャーシューの島が浮かぶ。
島の上には白ねぎと青ねぎが山を作っている。
丼の縁には海苔が寄りかかっていた。
縮れのない麺はまるで櫛を入れた長い髪のようである。

スープを一口飲むと、これでもかというほど旨みたっぷりで、鶏やら鰹やら他の魚やら昆布もと、日本料理みたいに次から次と様々な味が巡る出汁が出ていた。
確かに旨い。

麺は中細の完全ストレートで、噛む時に麺の一本一本が歯を押し返すのを感じるようなコシの強いものである。
口の中でザクザク音を立てるような食感が素晴らしい。
これは旨い。

しかし、口が慣れてくると、スープに以前は無かった妙な甘みを少し感じた。

ところで、まだセットの「若鶏カツ丼」が来ない。
もうそろそろ食べ終わってしまう頃に、後から来店して近くの席に座っていた客にはそれらしき丼が出た。
あちらの客と順番を間違えたのかもしれないとか、そもそも注文が伝わっていなかったのかと不安は増すばかりだ。
とうとうラーメンを食べ終わった時、それを見ていたスタッフがお猪口に入った冷たいお茶を持ってきた。
これはどう考えても食後のサービスである。

とうとう「若鶏カツ丼」は来なかった。
どうしようか暫く迷ったが、いまさら仕方がないので諦めると決めた。
すると、「お待たせしました」と、ここでカツ丼が登場したのだ。
テーブルの上は空の丼が端に寄せられ、食後のお茶も終わっているのを見てか「すみません、カツを揚げるのに時間が掛かってしまいまして…あの…取り消しも出来ますが…」
とのこと。

ラーメンが終ってから既に数分過ぎたタイミングで、いまさらカツ丼だけ食べる気にもならない。それはセットメニューではなく連食である。

もう食べる気は無かったが、注文したのは明らかに自分自身であり、この場合の責任分担についてはすぐに判断出来なかった。
キャンセルについては「いいよ」と応えるしかなかった。
「いいよ」とは言ってみたものの、そのまま席を立って会計に行ったら、同じスタッフがレジに立っていて料金はカツ丼代を含めて全てしっかり取られた。

注文したのは自分であるし、キャンセルできますと言われたのにキャンセルしなかったのも自分であるので金の事は何も言わない。

しかし、何か釈然としないのだ。
それは、やはり店のミスで注文を間違えていたと思うからであり、ミスの処理にある種の傾向があったからである。
ラーメンとのセットメニューとする以上、「カツを揚げる時間がかかった」というのは明らかなウソであろう。
現に後から来た客には同じ物が出ていたのである。
口から出任せのウソは逆効果を生む。

どこかの時点で注文を忘れていたか、他の客と順番を間違えた事に気付いたに違いないのである。
本来ならその時点で「ごめんなさい」と言うべきであるが、店の誰かがミスを知られなくない等の理由でうやむやにしたのだ。
気付いた時に「ごめんなさい」が言えないのなら、「カツ丼、お待たせしています」の一言でもあれば、少なくとも忘れられたのではという不安な気持ちにはなっていなかっただろう。
誤魔化そうとした結果、こちらはずっと不安な気持ちで待たなければならず、料理も無駄になってしまったのである。

要するに、客に対しても、自らが作った料理に対しても愛情が薄いのである。
レジの立ったスタッフもファミレスライクな余りにもマニュアル通りの対応だった。
客のためにという思考が感じ取れる事は最後までなかった。

人気店の側面に蟻の一穴を見た気がする。しかもこの穴は既にかなり大きいのではないのか。

立ち上がる時にチラリと見たカツ丼は、表面のほぼ全面に玉子の白身がプックリと白く大きく盛り上がり、その端から出汁が染込んだ黄身とカツが顔を出しているというカツ丼の理想的なルックスで、いかにも旨そうだった。
「食い物の恨みは怖い」という言葉があるが、これは食べ損なった事に対する怨念のことで、これががいかに深いか人々が経験を繰り返して生まれた言葉だろう。

ラーメンの魅力とは、入念に手間隙かけて作った独自のものを食べてもらうんだという、料理と客に対する愛情が直に感じられる点にある。
私がカツ丼の恨みが忘れられない狭量な小人物ということも確かであるが、この店にはラーメン店の魅力は感じられず、空いている時間であったのにもかかわらず大勢の来店客に鍛えられた客を捌くテクニックだけが感じられた。

魅力が感じられなかった店の記事は書かない主義である。
しかし、この店に関して言えばラーメンの味だけはとても良かったので投稿した。

厚木の他の店はこの店には負けてはいけない。

Dsc_1368 天井の証明の格子が写りこんでしまった

Dsc_1369 美しい盛り付け

Dsc_1373 中華そば

厚木市幸町9-6

2012年3月 9日 (金)

しろくま食堂 (辻堂)

辻堂南口から浜見山交差点を経て湘南工科大学に向かう道沿いに最近開店した店である。

駐車場は3台分確保されていたが、店の隣の駐車場ではなくその隣、店から辻堂駅側に離れた駐車場が来店客用である。幟が立っているので間違う事はないだろう。

先客とご店主の会話を聞いていたら、3月2日に大和市から移転オープンしたばかりで、メニューの中では「ウチは北海道ラーメンの店なので『味噌らーめん』か『牛乳らーめん』がオススメ」との事。

「牛乳らーめん」を注文した。
オープンのサービス期間で餃子が無料と声を掛けてもらったので、餃子もお願いした。

店舗の1階にはカウンター席、2階は座敷になって いた。
階上から食事を終えた家族連れがゾロゾロ降りてきた。

カウンタの前の衝立が高くて厨房の中の様子は見えないが、ラーメンと餃子が殆ど同時に出来てきたところをみると、多分餃子と麺の調理時間を調整していると思われる。なかなか心憎い気遣いだ。

出来上がったラーメンは、白いスープが白い丼に入っているので、若干幻惑される感じである。
スープが白いと黄色い麺が美しくかつ怪しく光るように感じられる。

中央にはボイルのモヤシの山があり、その上に白ネギがのる。
さらに、チャーシュー、メンマ、半ゆで卵、バターが4方に配置されていた。

スープを一口飲むと確かに牛乳の味がするが、ラーメンのスープとしてかなり旨いものであった。
牛乳が元来持っている甘みとかまろやかな口当たりのうま味をうまく使っているという事か。

考えてみれば、世の中に牛乳を使った料理は数多くある。
酒の原料にもなっているし、醍醐とは乳製品である。
トマトラーメンやカレーラーメンがあるのと同じで、牛乳ラーメンだって当たり前か。

麺は北海道ラーメンらしい中太の強く縮れたもので、ゴワっとした固めの茹で加減が素晴らしい。

完成後が高いラーメンに満足した。
サイドメニューやトッピングメニューも多く、色々楽しめそうである。

4月から新学期が始まれば湘南工科大学の学生で賑わうことも予想できる。
学生向けのガッツリメニューでも追加したら学食化してしまうかもしれない。
3月中に一通りのメニューを試しておきたい。

それにしてもご店主の左耳である。
痛くはないのだろうか。

Dsc_1325_2 牛乳らーめん

Dsc_1327_3 透明度ゼロのスープ

Dsc_1328_2 バターの香りが素晴らしい

Dsc_1322 サービス期間につき餃子無料

藤沢市辻堂元町1-3-25

2012年3月 4日 (日)

麺や鐙(茅ヶ崎)

茅ヶ崎の鉄砲道沿いにある店である。
斜向かいのサークルKが目印となる。
裏手にある駐車場に3台分のスペースが確保されている。

長後や大和に支店を出すほどの人気店である。

もう7-8年も前になると思うが、オープンしたての頃は中年の男性2人で厨房からホールまでをやっていた。
味は良いのだが、その頃はなんとなく素人臭いところもあった。
ラーメンを作っていたオジサンが、湯切りの深ざるを振っている間に勢い余って麺が飛び出してしまい、麺の塊が床に落下してしまったのだ。
麺の滞空時間とその後の事態認識に至るまでの数秒間オジサンも私も息を止めていたが、オジサンは私が見ていることを確認する前に「すぐ作り直します」と大声で宣言した。
初めて見る光景と、飛んでいく麺の塊を追うオジサンの絶望的な視線を反復して思い出してしまい、また何故見ていることが分ったのかを考えると笑いを堪えるのに苦労した覚えがある。

さて、注文したのは「九条ネギらぁめん」(細麺選択)¥520である。
この店のメニューは基本の醤油味の他、味噌や塩、つけ麺もあり、其々皆魅力があって完成度が高い。
しかし、「九条ネギらぁめん」一択と言って良いほど気に入っているのだ。

スープは基本メニューの「鐙らぁめん」と同じ醤油味で、トッピングは九条ネギのみとなる。
鶏も豚も魚も昆布も感じられる強烈なコクの複雑系スープは、ややトロみがあって泡立っている。

細目のストレート麺は箸でつまんでもハラハラと分かれるような絶妙な固めの茹で加減であり、これにスープがまとわり付くような絡み方をする。

トッピングの九条ネギは香りが強くて噛むと甘みが搾り出されるような上物である。
確かにこれならチャーシューもメンマも要らない。

ぜひともお勧めしたい。

Dsc_1132 九条ネギらぁめん

Dsc_1135 たっぷりの九条ネギが旨い

Dsc_1140 細麺と太麺を選べる

茅ヶ崎市東海岸南1-3-31

2012年1月29日 (日)

中華食堂まんぷく亭 (茅ヶ崎)

茅ヶ崎の鉄砲道沿いにある店である。
向かいのマツキヨが目印だ。
店の裏手に2台分の駐車場がある。

この店はラーメン専門店ではなく、いわゆる町の中華料理屋さんである。
地元の人気店であり、家族連れの客も多く、客の姿が絶えない。

メニューは各種麺類とチャーハン類のバリエーションが中心であるが、これらに餃子を組み合わせて注文する人が多いようだ。

「サンラータンメン(酸辣湯麺)」800円を注文した。
いつも「まんぷく塩らーめん」と迷うのだが、最終的にはサンラータンメンを選んでしまう。
「まんぷく塩らーめん」はとろりとした半熟玉子にオイスターソースがかかっていて見る目に美しいもので、まろやかで優しいスープが魅力である。
しかし、結局いつもサンラータンメンを注文してしまうのは、この付近ではこの店でしか食べられない味だと思うからである。

店内はテーブルとカウンターで16-7人の収容か。
カウンターの中ではご店主一人が調理して、奥様がホールを担当する。
このため混雑時は出来上がるまで時間がかかるのも覚悟しなければならない。

この日は昼の部が終る間際で空いていたため、程なくして出来上がってきた。
名前の通り酸っぱくて辛いスープである。
竹の子の千切り、豆腐、しいたけ、ねぎ、溶き玉子のスープと、細目でやや柔らかめに茹でられた麺がマッチしている。
表面には黒ゴマのペーストがかけてあるが、これがスープに混ざって香りとコクを加える。
酸味と辛味が強いため食べ初めはよく分らないのであるが、食べ進んでその裏側に隠れていた旨みを覚知し始めた途端、そこからは完食まで夢中で口に運び続けることになる。

会計が終って外に出ると、辛味の効果のせいか身体がポカポカしていた。
そういえば朝からゾクゾクして風邪でもひくのではないかと思っていたが、そんなものはどこかに行ってしまっていた。

Dsc_0605 サンラータンメン(酸辣湯麺)

Dsc_1076 黒ゴマのペーストがかかる

Dsc_0610 まんぷく塩らーめん 

茅ヶ崎市松が丘2-12-20

2011年11月15日 (火)

幸樹 (湘南台)

前回報告の「麺の月」の近所、こちらも最近オープンした店だ。
数は少ないが、店の前に駐車スペースがある。

店に入ると先客は5-6人。平日の14:00過ぎとしてはまあまあの入りか。
券売機で基本メニューらしき「幸樹特製ラーメン」を購入した。
席に着く前に麺の固さとネギの量を好みとして聞かれたので、「固め、多め」でお願いした。

出来上がったラーメンは表面一杯にトッピングも確認できない程大量のネギが散らばっていた。
隙間からは茶褐色のスープの上に厚い背脂の層があるのが見えた。
メンマ、チャーシューも垣間見えた。海苔は1枚であった。

スープを一口頂くと、少し意外な気がした。
香りから想像はできたが、最初に顔を出したのは魚出汁であった。
看板の「京都」の文字や大量の青ネギという見た目で、動物系の出汁が効いた典型的な京都ラーメンを想像していたが、全く異なったスープだった。
しかし、これはこれで独特の世界である。
表面の背脂の甘みとは異なる強い甘みも感じられる。

麺は背脂もろ共絡めて持ち上げる計算であろう中細ストレートで、スープに合わせていると思われる。
極薄にスライスされたチャーシューやメンマは本当の脇役的な扱いで、味がスープに負けてしまい特徴は感じられない。

全体的に、出汁、タレ、脂、甘み、諸々が其々強すぎて途中で飽きてしまい、自分で辛味や酸味を追加して変化を求めたくなるが、しかし嫌いな味ではない。
誤解を恐れずに言えば、ここで気がついたのは、このラーメンは「おかず」ではないかという事であった。
ラーメン店のラーメンに対し「おかず」と言うのは失礼かも知れない。
しかしこのラーメンを白いご飯と一緒に食べたら旨いだろうなと想像したのである。
背脂がびっしり浮いたスープを啜りながら飯をがっつくのである。
麺が延びたって構わない。弁当のおかずのナポリタンだって嬉しいではないか。

ラーメンライスという食べ方は知っているが、長く邪道として軽蔑して来た。
ラーメンを食べていてご飯が欲しくなったのは「幸樹特製ラーメン」が初めての体験である。

考えてみれば「餃子の王将」で餃子とレバニラとラーメンとライスを注文している人はたくさん見かける。
これだってライス以外は「おかず」のはずである。
「餃子の王将」も京都が発祥である。
幸樹も京都の食文化が感じられる店という事かもしれない。

Dsc_0745 幸樹特製ラーメン

Dsc_0748 分厚い背脂の層

幸樹
藤沢市湘南台4-10-14

2011年11月13日 (日)

麺の月 (湘南台)

当ブログの古い読者から情報提供を得ての訪問である。

湘南台駅の北西、駅からは2-300mと近い。
駐車場はないので、近くのコインパーキングを利用する事になる。
場所的に少し分り難く、店の構えも落ち着いていて目立たないため、店を探すのに苦労した。
やっと見つけたが、店の入口に暖簾がかかっていないので(暖簾を通す穴はある)、最初は休みと勘違いして帰りそうになった。
店の近くに車を停めて見に行くと、近寄らないと見えない位置に「営業中」の立て札があった。
これで安心して駐車場に車を入れて、初訪問となった。

しかし、開店して間もないのにこの希薄な存在感はなんだろう。

店に入ると果たして先客なしであった。
食券の自販機の前に立つと、店の女性スタッフも待ち構えてしまったので、じっくりメニューを検討する雰囲気でもなくなってしまったが、基本メニューと思われる塩味よりも醤油味を食べたい気分だったので「醤油ら~麺」630円を購入した。
券売機下のほうに目を移すと味玉が70円という魅力的な設定だったのでこれも購入した。

程なく出来上がったラーメンからは魚介のいい香りがした。
大判の巻きチャーシューとメンマ、海苔というシンプルなトッピングに万能ネギが彩りを添え、揚ネギも散る。

一口スープを含むと、まろやかで実に深い味わいであった。
鶏をベースに魚や昆布、最後に来る強いコクはハマグリかもしれない。
深いと感じたのは、どの要素も突出することなく調和しているからで、とにかく完成度の高いスープである。旨い。

麺は細めで少しウェーブがかかったもので、固めの茹で具合でポックリした食感である。
少し味が濃いスープは好みだが、スープと麺がマッチしていてバランスの良さが感じられた。

チャーシューはとても柔らい仕上げである。やや薄味で本来の肉の味が楽しめる。高度な技術だ。

料理としての高いレベルが実感でき、とても満足した。

しかし、それなのに何故こんなにも空いているのだろう。
価格の設定も良心的だ。
腕は確かなので人気はこれからということだろう。
待たずに食べられるうちに他のメニューも試してみたい。

Dsc_0736 醤油ら~麺 630円

Dsc_0740 細めの麺

Dsc_0742_2 絶品チャーシュー

麺の月

藤沢市湘南台2-7-7

2011年10月31日 (月)

Breeze (藤沢)

藤沢駅南口ファミリー通りの中程、小田急百貨店から100mほど南にある。
建物の2Fにあるので若干分り難いかもしれない。
店の正式名は「藤沢ダイニングバー Breeze」であり、その名の通り「夜の部」の店である。

近くで一通り出来上がってから、2軒目として訪問した。

店内はカウンターと、窓際に2人用で向かい合わせのテーブル席が3つ、小上がり的な6-7人用円卓スペースもあった。
カウンターの中にはご店主と思われる男性が一人だった。
ラーメン店とは異なり、照明が抑えられて落ち着いた雰囲気である。

仕上げ的に一杯やってから「らーめん」を食べたいと注文した。
頃合を見て出してくれたラーメンは比較的シンプルなルックスであった。
濃い色の醤油スープに、細めで若干ウェーブのある麺、トッピングは海苔とほうれん草、そして角煮であった。

飲み屋のラーメンという事で元々半信半疑というスタンスではあったが、スープを飲んでみると、意外なことに独創的で旨い。

まずは強く魚出汁が感じられた。
甘みはオニオンスープではないだろうか。
鶏ガラもある。
さらに表面に浮いている焦がしネギが加わる。
香り豊かなオリジナル葱スープである。

麺はコシが感じられ、最後はザクッと噛み切るようなもので、スープによくマッチしていると感じた。

角煮も味がよく染込んでいて旨い。ツマミにして飲みたい。

容器に入った柚子胡椒を使うと、さらに良くなった。

ラーメン専門店にはない独創的な味で、とても気に入った。
アイデアを重ねて人を喜ばせたいという心意気が感じられるラーメンであった。
ランチ営業でラーメンを出しているようなので、昼の部で違うメニューも試してみたい。

Dsc_0603 店は2Fにある

Photo らーめん

Dsc_0600 角煮

藤沢市鵠沼石上1-8-15

麺屋 らう (辻堂元町)

超コッテリ、背脂がびっしり浮いたラーメンが食べたくなる時がある。そんなときに自然と足が向く店である。

前回も書いたが、かつて長い事「環七ラーメン土佐っ子」の中毒に罹った事があるため、いまでも時々中毒症状が顔を出すためと思われる。
年に3-4回くらいはどうにも収まりが付かなくなるのである。
神奈川にはニンニク背脂ラーメンの店が少ないが、比較的近場にこの店があって良かった。

さて、「らう」であるが、
L字型のカウンターだけの小さい店である。
券売機で「こってりらうめん」700円を購入した。
着席してご店主に券を渡すと、太麺と細麺のいずれかを選ぶよう問われる。
今回は細麺を注文した。
この店では細麺も太麺もそれほど極端なものではない。気分次第で選んで後悔した事はない。

この店はラーメンの仕上げに背脂を振り掛けるスタイルではなく、丼にスープを注ぐ前段階で金網で背脂を濾し入れた上に丼の縁についた脂を拭い取ってくれるので、手を汚すことなく気持ちよく食べられる。

出来上がったラーメンは、一目瞭然、期待通りの超コッテリである。
背脂の膜に覆われて湯気は全く立たない。
丼の中央のもやしの小山に寄りかかるように、ほうれん草、チャーシュー×2、半味玉がトッピングされ、さらに小山にはゴマが振り掛けられ、丼の縁には海苔があった。

この手のラーメンは、強烈にニンニクとタレが利いた黒っぽいスープが染込んだ麺を、表面の脂に絡めて食べるのが醍醐味であると思っているのだが、この店は若干タレが弱い。
しかし、そこのところは店もよく理解しておられる様で、テーブルの上には「しょうゆダレ」が用意されている。
これを追加すれば正に求めていた味になるのである。
他にもおろしニンニクや揚ニンニク、辛味、酢など、好みに合わせるためのアイテムは完備されている。
その日の気分や体調に合わせて、例えば背脂がしつこく感じられたら酢を投入したりすれば良い。味の変化も楽しめる。

コッテリがどうも…という向きには背脂抜きの「あっさり」というメニューもあり、つけ麺もある。
標準がさほど味濃い目になっていない点や、ニンニク抜きも選択できるなど、店としては幅広い層をターゲットにしているようである。

もし、この店が駅前にあって、深夜まで営業していたらと想像すると恐ろしい。
飲んだら必ず寄ってしまうだろう。アルコール反応を起こした身体はニンニク背脂ラーメンの中毒に罹りやすいからだ。

Dsc_0628_2 こってりらう麺 700円

Dsc_0630 表面を覆う背脂

Dsc_0631 スープは光が届かぬ世界だろう

Dsc_0635 細麺

Dsc_0627 好みの味に仕立てるアイテム

藤沢市辻堂元町5-4-15

2011年10月26日 (水)

洋山亭 (茅ヶ崎)

茅ヶ崎駅南口、駅前に面したビルの1階にある店である。
道路からは少し奥まったロケーションであり、多数の幟によって何年も前からラーメン店の存在は認識していたが、外から店の様子が見えないことと、「ラーメン350円」の表示を見て「多分旨くはないだろう」と決めつけていたため今迄訪問した事がなかった。

茅ヶ崎駅南口界隈では「タンポポ」や「金太郎」といった深夜まで営業するラーメン店が相次いで消滅してしまった。
酔って歯止が利かなくなった食欲、無性に塩分と炭水化物と水分を求める身体を鎮めるために随分とお世話になった店が閉店や移転をしてしまったのだ。
BUBUは混んでいるだろうし…という事で消去法的選択から今回訪問となった。

店に近付いてみると、似たような欲求に駆られていると思われる先客が何人もいた。
カウンターに着き、「ラーメン」を注文した。

この店はラーメン専門店ではなく中華屋さんで、カウンターの中では店主が一人で鍋を振っていた。
他の客の注文した炒め物を作っていると思っていたのに、きっとラーメンも職人技の同時進行していたのだろう、すぐに出てきて驚いた。
ニンニクの香りがする醤油味の茶濁スープに縮れた中太麺、トッピングはメンマ、ナルト、チャーシュー、海苔という古典的なルックスである。
チャーシューは小さい。

スープは各種出汁がとれた旨みがたっぷりのもので、さすが中華屋、他の料理も期待できそうだと思った。
ニンニクの魔法が利いて夜中にもかかわらず危うく飲み干す所であった。
麺も固めの茹で加減でプリッとしていてなかなかのものである。
小さいチャーシューもきっちり味付けがされていた。
値段からは想像ができない程、よい仕事がされたラーメンであった。

健康のために我慢すべきとは分っていても暴走が止められない時、心身にも財布にも、やさしく受け止めてくれる店を見つけてしまった。

Dsc_0445_2

Dsc_0448

茅ヶ崎市幸町2-10

2011年9月19日 (月)

らーめん オハナ

JR辻堂駅北口から国道1号線方面に向い約300m、明治市民センター前交差点の近くにある店である。
駐車場は国道1号線方向に道を渡ったところにある。

ハワイのカフェを思わせる外観で、看板は黄色地に赤く「Ohana」とある。
店内はテーブル席のみであり、カウンターの代わりに店内中央に大テーブルがある。

この店のメニューはそれぞれに花や木の名前(桜や楓)がつけられていて、スープも手間をかけて作ったもので楽しみだったが、今回は猛暑の中を訪れたため期間限定の「つけ麺」以外に考える事ができなかった。つけ麺は「紫陽花」(あじさい)という。
つけ麺はトッピングの魚粉3種(鰹・煮干・桜海老)から選ぶシステムである。桜海老を選んだ。
また100円シリーズからチャーシューめしを注文した。

キッチンの奥に製麺室がある自家製麺の店で、店の入口付近には数種類の小麦粉の大袋が積まれていた。
麺はメニューによって数種類を使い分けているようだった。

出来上がったものを見て驚いた。
本当に花みたいな実に美しい盛り付けではないか。

つけダレの中には具は入っておらず、全て麺の上に盛り付けられる。
しばらく見とれてから麺を一本そのままいただいた。
少し柔らかめの茹で上がりで、表面が滑らかな艶っぽい麺である。
小麦の風味を楽しむには、麺は柔らかめの方が良いという話を思い出した。

つけダレは醤油味の豚骨魚介スープで、雑味のないストレートな感じである。
麺を楽しむためのタレならこれだという主張だろうか。
途中から海老粉を投入して変化も楽しめた。

しかし、実際のところ、つけ麺に関しては豚骨魚介のつけダレには食傷気味の感があり、食べる前から魔球並みの変化球を求めてしまっているようである。
数年前には感動に涙するほどであったのに、今では「またですか?」と不満さえ覚えるのは、我ながら恐ろしい。

この店はつけ麺がメインではなく、たくさんある他のラーメンで勝負している店であり、醤油や味噌の使い方が面白く、とても旨い。
涼しくなった頃にメインのメニューを楽しむために再訪したい。

Dsc_0342 紫陽花

Dsc_0343_2 具は全て麺の上にある

Dsc_0347

Dsc_0350 海老粉

Dsc_0349 つけダレ

Dsc_03411 100円のチヤーシューめし、CP高し。

藤沢市辻堂神台2-1-21

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